臨床検査技師の国家試験ではアニオンギャップの計算に用いるイオンについての問題が過去10年間で2回出題されています。
アニオンギャップの計算式で得点できるので覚えていきましょう。
第71回臨床検査技師国家試験を受験する方には是非得点してほしい頻出問題です。
アニオンギャップの計算式
アニオンギャップ anion gap(AG)=Na⁺ −(Cl⁻ + HCO3⁻)
過去問を解いてみよう!
では実際に過去10年分の国家試験(第61~70回臨床検査技師国家試験)からアニオンギャップの計算に用いるイオンについて出題された問題を2問解いてみよう!
出典:厚生労働省ホームページ
第63回臨床検査技師国家試験問題および正答についてhttps://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp170425-07.html
第64回臨床検査技師国家試験問題および正答について
https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp180511-07.html
問題が解き終わったら下の解答・解説を読んで理解を深めよう!
もし1問でも間違えてしまったら全問正解出来るまで何度でもチャレンジしよう!
過去問の解答・解説
第63回 AM32 アニオンギャップの計算に用いるイオンはどれか。2つ選べ。
1.重炭酸
2.無機リン
3.カルシウム
4.ナトリウム
5.マグネシウム
解答:1・4
解答は1と4です。2の無機リン、3のカルシウム、5のマグネシウムは誤りです。
アニオンギャップ anion gap(AG)=Na⁺ −(Cl⁻ + HCO3⁻)
第64回 PM31 アニオンギャップの計算に用いる陰イオンはどれか。
1.硫 酸
2.重炭酸
3.アルブミン
4.カルボン酸
5.スルホン酸
解答:2
解答は2です。1の硫酸、3のアルブミン、4のカルボン酸、5のスルホン酸は誤りです。
アニオンギャップ anion gap(AG)=Na⁺ −(Cl⁻ + HCO3⁻)