臨床検査技師の国家試験では「直接ビリルビンはどれか。」という問題が過去10年間で2回出題されています。
直接ビリルビンの疾患と間接ビリルビンの疾患の選択肢の中から直接ビリルビンの疾患を選択する問題です。
第71回臨床検査技師国家試験を受験する方には是非得点してほしい頻出問題です。
間接ビリルビンが上昇する疾患と直接ビリルビンが上昇する疾患
間接ビリルビンが上昇する疾患
間接ビリルビンが上昇する疾患はゴロで覚えよう!
非抱合型(間接)ビリルビンが上昇する疾患のゴロ”【悲報】CG信用”
【悲報】→ 非抱合型(間接)ビリルビン上昇
C→Crigler-Najjar症候群
G→Gilbert症候群
信→新生児黄疸
用→溶血性貧血
直接ビリルビンが上昇する疾患
直接ビリルビンが上昇する疾患
・肝細胞性黄疸(ウイルス性肝炎、自己免疫性肝炎、薬剤性肝障害、肝硬変など)
・胆汁うっ帯
・閉塞性黄疸
・体質性黄疸(Dubin-johnson症候群、Rotor症候群)
過去問を解いてみよう!
では実際に過去10年分の国家試験(第61~70回臨床検査技師国家試験)から直接ビリルビン・間接ビリルビンの鑑別について出題された問題を2問解いてみよう!
出典:厚生労働省ホームページ
第63回臨床検査技師国家試験問題および正答についてhttps://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp170425-07.html
第68回臨床検査技師国家試験問題および正答について
https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp220421-07.html
問題が解き終わったら下の解答・解説を読んで理解を深めよう!
もし1問でも間違えてしまったら全問正解出来るまで何度でもチャレンジしよう!
過去問の解答・解説
第63回 AM39 直接ビリルビンが上昇するのはどれか。
1.胆汁うっ滞
2.溶血性貧血
3.新生児黄疸
4.Gilbert 症候群
5.Crigler-Najjar 症候群
解答:1
解答は1です。2の溶血性貧血、3の新生児黄疸、4のGilbert 症候群、5のCrigler-Najjar 症候群は間接ビリルビンが上昇するため誤りです。
非抱合型(間接)ビリルビンが上昇する疾患のゴロ”【悲報】CG信用”
【悲報】→ 非抱合型(間接)ビリルビン上昇
C→Crigler-Najjar症候群
G→Gilbert症候群
信→新生児黄疸
用→溶血性貧血
直接ビリルビンが上昇する疾患
・肝細胞性黄疸(ウイルス性肝炎、自己免疫性肝炎、薬剤性肝障害、肝硬変など)
・胆汁うっ帯
・閉塞性黄疸
・体質性黄疸(Dubin-johnson症候群、Rotor症候群)
第68回 PM33 直接ビリルビンが高値を示すのはどれか。
1.新生児黄疸
2.溶血性貧血
3.Gilbert 症候群
4.Crigler-Najjar 症候群
5.Dubin-Johnson 症候群
解答:5
解答は5です。1の新生児黄疸、2の溶血性貧血、3のGilbert 症候群、4のCrigler-Najjar 症候群は間接ビリルビンが高値を示すため誤りです。
非抱合型(間接)ビリルビンが上昇する疾患のゴロ”【悲報】CG信用”
【悲報】→ 非抱合型(間接)ビリルビン上昇
C→Crigler-Najjar症候群
G→Gilbert症候群
信→新生児黄疸
用→溶血性貧血
直接ビリルビンが上昇する疾患
・肝細胞性黄疸(ウイルス性肝炎、自己免疫性肝炎、薬剤性肝障害、肝硬変など)
・胆汁うっ帯
・閉塞性黄疸
・体質性黄疸(Dubin-johnson症候群、Rotor症候群)