第54回午後 臨床検査技師国家試験 【本番形式問題演習】 2025 6/20 過去問 2025年6月20日 当ページのリンクには広告が含まれています。 第54回午後 臨床検査技師国家試験 【本番形式問題演習】 1 / 100 第54回 PM1 5MのNaCl(分子量58.4)溶液500mlを作製するために必要なNaCl量はどれか。 1. 29.2g 2. 58.4g 3. 146.0g 4. 292.0g 5. 584.0g 2 / 100 第54回 PM2 血清を一昼夜、冷蔵庫保存したとき不安定なのはどれか。 1. 鉄 2. ナトリウム 3. アミラーゼ活性 4. コレステロール 5. 酸ホスファターゼ活性 3 / 100 第54回 PM3 精度管理の血清項目間チェックの組合せで誤っているのはどれか。 1. Na—Cl 2. AST—ALT 3. 尿素窒素—クレアチニン 4. アルブミン—コリンエステラーゼ 5. トリグリセリド—グルコース 4 / 100 第54回 PM4 健常成人の尿で正しいのはどれか。 1. 尿比重は尿量に比例する。 2. 1日尿量は約400mlである。 3. ウロビリノゲンは検出されない。 4. 尿を放置するとpHは酸性に傾く。 5. 50mg/日程度のタンパク質が認められる。 5 / 100 第54回 PM5 ケトン体について正しいのはどれか。 1. 腎臓で生成される。 2. 放置尿では増加する。 3. 飢餓で尿中に検出される。 4. 肝臓でエネルギー源となる。 5. 増加すると尿はアルカリ性となる。 6 / 100 第54回 PM6 尿沈渣の無染色、強拡大標本(別冊No. 1)を別に示す。この結晶について正しいのはどれか。 No. 1 1. 加温すると溶解する。 2. 10%塩酸で透明となる。 3. 3%酢酸で気泡を発生する。 4. 10%水酸化カリウムで膠状となる。 5. アルコール・エーテル混合被で溶解する。 7 / 100 第54回 PM7 フックス・ローゼンタール計算板による脳脊髄液中細胞数の顕微鏡像(別冊No.2)を別に示す。 黒丸を有核細胞として算定した。1μ中の細胞数はどれか。 No.2 1. 10 2. 12 3. 30 4. 36 5. 41 8 / 100 第54回 PM8 節足動物が媒介するのはどれか。 1. 回虫 2. 横川吸虫 3. 有棘顎口虫 4. 宮崎肺吸虫 5. バンクロフト糸状虫 9 / 100 第54回 PM9 日本脳炎を媒介するのはどれか。 1. コガタハマダラカ 2. コガタアカイエカ 3. シナハマダラカ 4. ネッタイシマカ 5. ヒトスジシマカ 10 / 100 第54回 PM10 マラリア原虫検出のための末梢血塗抹標本作製法で正しいのはどれか。 2つ選べ。 1. ギムザ液のpHは7.2に調整する。 2. 使用時調整したギムザ液を用いる。 3. メタノール固定後すみやかに染色する。 4. 赤血球の原虫寄生率算定には厚層塗抹標本を用いる。 5. 赤血球の原虫寄生の有無の確認には薄層塗抹標本を用いる。 11 / 100 第54回 PM11 急性腸炎を起こすのはどれか。 1. ヘリコバクター・ピロリ感染症 2. ノロウイルス感染症 3. アニサキス症 4. クローン病 5. 腸結核 12 / 100 第54回 PM12 3歳の男児。 繰り返す鼻出血を主訴に来院した。 血小板数23万/回、出血時間 (Duke 法) 15分、 PT 10.8秒 (対照 10.9秒)、 APTT 48.6秒 (対照 28.8秒)であった。その後の検査で予想される所見はどれか。 1. 血餅収縮の低下 2. 巨大血小板出現 3. フィブリノゲン低下 4. ADP による血小板凝集低下 5. リストセチンによる血小板凝集低下 13 / 100 第54回 PM13 唾液分泌の低下が診断に有用なのはどれか。 1. シェーグレン(Sjögren)症候群 2. 全身性エリテマトーデス(SLE) 3. 多発性筋炎 4. リウマチ熱 5. 強皮症 14 / 100 第54回 PM14 尿ウロビリノゲンが陰性で、 尿ビリルビンが陽性となるのはどれか。 1. 肝硬変 2. 急性肝炎 3. 閉塞性黄疸 4. 溶血性貧血 5. うっ血性心不全 15 / 100 第54回 PM15 憲法第25条に定められてないのはどれか。 1. 公衆衛生の向上および増進 2. 社会福祉の向上および増進 3. 社会保障の向上および増進 4. 診療技術の向上および増進 5. 健康で文化的な最低限度の生活を営む権利 16 / 100 第54回 PM16 血清カリウム濃度 7.0mEq/lのときの特徴的な心電図所見はどれか。 1. PQ時間の短縮 2. QRS幅の短縮 3. QT間隔の延長 4. T波の増高 5. U波の出現 17 / 100 第54回 PM17 マスターの2階段昇降試験で正しいのはどれか。2つ選べ。 1. 音や光に合わせて昇降を行わせる。 2. 運動中は血圧の監視が困難である。 3. 階段昇降回数は年齢、身長および体重から求める。 4. 運動中に強い胸痛が出現しても規定の回数まで運動を続ける。 5. ダブル負荷試験では1分30秒間にシングルの2倍の運動回数を負荷する。 18 / 100 第54回 PM18 連続性雑音を示すのはどれか。 1. 大動脈弁狭窄 2. 肺動脈弁狭窄 3. 心室中隔欠損 4. 僧帽弁狭窄 5. 動脈管開存 19 / 100 第54回 PM19 睡眠時無呼吸症候群(SAS)で誤っているのはどれか。 1. 昼間の眠気を訴える人が多い。 2. 高血圧症を有する人が多い。 3. 就寝前の飲酒で増悪する。 4. 男性よりも女性に多い。 5. 肥満体型の人に多い。 20 / 100 第54回 PM20 基準範囲内にある組合せはどれか。 1. 動脈血pH—7.41 2. 動脈血酸素分圧(Pao₂) —58Torr 3. 動脈血ヘモグロビン濃度—19.8g/dl 4. 動脈血二酸化炭素分圧 (Paco₂) —52Torr 5. 経皮的動脈血酸素飽和度 (Spo₂) —78% 21 / 100 第54回 PM21 パルスオキシメータによる経皮的動脈血酸素飽和度測定で正しいのはどれか。 2つ選べ。 1. 脈拍も同時に計測できる。 2. 計測を行う前に数回深呼吸をさせる。 3. 動脈血二酸化炭素ガス分圧も計測できる。 4. 指尖部は周囲から明るく照明して測定を行う。 5. 指尖部が冷えている際には測定前に手指を温める。 22 / 100 第54回 PM22 健常成人のレム(REM) 睡眠で正しいのはどれか。 2つ選べ。 1. 一終夜睡眠中に10~15回現れる。 2. 抗重力筋の筋緊張が亢進する。 3. 夢を見ていることが多い。 4. 呼吸が規則正しくなる。 5. 陰茎の勃起が起こる。 23 / 100 第54回 PM23 運動神経系で正しいのはどれか。 1. 神経支配比は粗大運動に関与する筋肉に比べ小さく細かい運動に関与する筋肉で大きい。 2. 大脳運動野から外側皮質脊髄路へ至る軸索は延髄錐体で交叉する。 3. 神経筋接合部における神経伝達物質はドパミンである。 4. 大脳皮質で運動野は中心港より後方に存在する。 5. 脊髄運動神経細胞は後角内に存在する。 24 / 100 第54回 PM24 針筋電図の最大収縮時の波形(別冊No. 3)を別に示す。考えられる疾患はどれか。 No. 3 1. 多発性筋炎 2. 重症筋無力症 3. 筋萎縮性側索硬化症 4. 筋緊張性ジストロフィ 5. 進行性筋ジストロフィ 25 / 100 第54回 PM25 オージオグラム (別冊No. 4)を別に示す。考えられる疾患はどれか。 No. 4 1. 中耳炎 2. 聴神経腫瘍 3. 突発性難聴 4. 老人性難聴 5. メニエール症候群 26 / 100 第54回 PM26 超音波ドプラ法検査の有用性が低いのはどれか。 1. 三尖弁逆流 2. 左房粘液腫 3. 僧帽弁逸脱 4. 肺動脈弁狭窄 5. 心室中隔欠損 27 / 100 第54回 PM27 脂肪肝に特徴的な超音波所見はどれか。 2つ選べ。 1. ハロー 2. 音響陰影 3. 高輝度肝 (bright liver) 4. 肝腎コントラスト増強 5. モザイクパターン 28 / 100 第54回 PM28 健常者のMRIでT₁強調像と比べT₂強調像で高信号になるのはどれか。 1. 椎体 2. 胆嚢 3. 脾臓 4. 腎臓 5. 肝実質 29 / 100 第54回 PM29 細胞小器官と機能(特徴)の組合せで正しいのはどれか。 2つ選べ。 1. 核—遺伝情報の複製 2. 小胞体—酸化的リン酸化によるATP合成 3. リソソーム—脂質の合成 4. ゴルジ装置—タンパク質の修飾 5. ミトコンドリア—細胞内の物質消化 30 / 100 第54回 PM30 分光光度計と原子吸光光度計に共通する構成部品はどれか。 2つ選べ。 1. 中空陰極放電管(ホロカソードランプ) 2. モノクロメータ 3. 光電子増倍管 4. 重水素放電管 5. 吸収セル 31 / 100 第54回 PM31 血中カルシウムで正しいのはどれか。 2つ選べ。 1. 約50%はイオン型で存在する。 2. 基準範囲は1.0~2.0mEq/lである。 3. 低アルブミン血症では偽高値を示す。 4. アルカローシスではイオン型が増加する。 5. 副甲状腺ホルモン(PTH)の作用で低下する。 32 / 100 第54回 PM32 HPLC法を用いた HbA1c値が血糖値から予測されるよりも低値を示した症例に遭遇した。考えられるのはどれか。 a. 溶血性貧血 b. 慢性腎不全 c. アルコール中毒 d. 大量のアスピリン服用 e. 遺伝性ヘモグロビン異常症 1. a、b 2. a、e 3. b、c 4. c、d 5. d、e 33 / 100 第54回 PM33 トリグリセリドの含有比が最も高い血清リポ蛋白はどれか。 1. カイロミクロン 2. VLDL 3. IDL 4. LDL 5. HDL 34 / 100 第54回 PM34 24歳の女性。 血液検査で血清総蛋白4.5g/dl、アルブミン47%である。血清蛋白の電気泳動パターン (別冊No.5)を別に示す。考えられるのはどれか。 No.5 1. 肝硬変症 2. 多発性骨髄腫 3. 甲状腺機能亢進症 4. 蛋白漏出性胃腸症 5. ネフローゼ症候群 35 / 100 第54回 PM35 アミノ酸の呈色反応でないのはどれか。 1. ミロン反応 2. ニンヒドリン反応 3. ベネディクト反応 4. ニトロブルシド反応 5. キサントプロテイン反応 36 / 100 第54回 PM36 高エネルギー化合物でないのはどれか。 1. 1,3-ビスホスホグリセリン酸 2. ホスホエノールビルビン酸 3. フルクトース-6-リン酸 4. クレアチンリン酸 5. ATP 37 / 100 第54回 PM37 尿酸測定でウリカーゼによって生成される物質はどれか。 2つ選べ。 1. ホルムアルデヒド 2. アラントイン 3. アンモニア 4. 過酸化水素 5. ザルコシン 38 / 100 第54回 PM38 ASTのホロ化に必要なのはどれか。 1. NADH 2. マグネシウム 3. L-アスパラギン酸 4. 2-オキソグルタル酸 5. ピリドキサルリン酸 39 / 100 第54回 PM39 急性心筋梗塞で最も早期に上昇するのはどれか。 1. クレアチンキナーゼ(CK) 2. 乳酸デヒドロゲナーゼ(LD) 3. アルカリホスファターゼ(ALP) 4. アラニンアミノトランスフェラーゼ(ALT) 5. アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ(AST) 40 / 100 第54回 PM40 血中薬物モニタリング (TDM)を行っていないのはどれか。 1. パンコマイシン 2. テオフィリン 3. フェニトイン 4. ペニシリン 5. リドカイン 41 / 100 第54回 PM41 下垂体後葉ホルモンはどれか。 1. 副腎皮質刺激ホルモン(ACTH) 2. 甲状腺刺激ホルモン(TSH) 3. 卵胞刺激ホルモン(FSH) 4. 抗利尿ホルモン(ADH) 5. 成長ホルモン(GH) 42 / 100 第54回 PM42 ビタミンと欠乏症の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。 1. チアミン—ベラグラ 2. ナイアシン—壊血病 3. コバラミン—悪性貧血 4. レチノール—夜盲症 5. アスコルビン酸—脚気 43 / 100 第54回 PM43 基準範囲内にあるのはどれか。 1. ICG試験 5%(15分値) 2. PSP試験 80%(15分値) 3. Fishberg濃縮試験 1.012(尿比重) 4. クレアチニンクリアランス 25ml/分 5. 75g経ロブドウ糖負荷試験 300mg/dl(2時間値) 44 / 100 第54回 PM44 4ギガベクレル(GBq)の放射性ヨード(¹³¹Ⅰ、半減期8日)は何日後に1GBqになるか。 1. 4 2. 8 3. 16 4. 32 5. 64 45 / 100 第54回 PM45 成熟臍帯、胎盤で正しいのはどれか。 1. 臍帯には1本の動脈が存在する。 2. 臍帯には2本の静脈が存在する。 3. 臍帯の長さは約10cmである。 4. 胎盤の重量は約2,000gである。 5. 胎盤は羊膜で覆われている。 46 / 100 第54回 PM46 横紋筋が存在する臓器はどれか。 2つ選べ。 1. 胃 2. 子宮 3. 食道 4. 膀胱 5. 横隔膜 47 / 100 第54回 PM47 扁平上皮化生がみられる組織はどれか。 1. 下垂体 2. 食道 3. 気管 4. 十二指腸 5. 脾臓 48 / 100 第54回 PM48 特異性炎ではないのはどれか。 1. 結核 2. 梅毒 3. ハンセン病 4. 潰痛性大腸炎 5. サルコイドーシス 49 / 100 第54回 PM49 炎症の四微候でないのはどれか。 1. 萎縮 2. 腫脹 3. 疼痛 4. 発 赤 5. 発熱(熱感) 50 / 100 第54回 PM50 解剖時肝臟のホルマリン固定後割面写真(別冊No. 6)を别に示す。この疾患に合併しやすいのはどれか。 2つ選べ。 No. 6 1. 脾腫 2. 肺梗塞 3. 左室肥大 4. 脳動脈瘤 5. 食道静脈瘤 51 / 100 第54回 PM51 パラフィン包埋法で正しいのはどれか。 1. 脱水時間は短いほど良好である。 2. パラフィンの融点は55℃以下である。 3. パラフィン浸透前には脱水操作が必要である。 4, 固定不十分な組織片ではパラフィン包埋で追加固定される。 5. アルコール脱水法では水洗した組織片を直接、無水アルコールにつける。 52 / 100 第54回 PM52 染色原理で正しいのはどれか。 1. フォイルゲン反応はRNAの検出に用いられる。 2. 過ヨウ素酸は水酸基をカルボキシル基に変える。 3. DNA塩素で加水分解するとメチル基が生じる。 4. ヘマトキシン液中の色素は陽性荷電の核酸に結合する。 5. アルシアン青(pH1.0)は硫酸基を有する酸性基質を染める。 53 / 100 第54回 PM53 病原体と染色法の組合せで正しいのはどれか。 2つ選べ。 1. アスペルギルス—ムチカルミン染色 2. カンジダ—グロコット染色 3. 結核菌—オルセイン染色 4. クリプトコッカス—ビクトリア青染色 5. 赤痢アメーバ—PAS 染色 54 / 100 第54回 PM54 良好に染色されていた H-E 染色標本が3か月後には退色していた。どの過程に原因があったか。 1. 脱パラフィン 2. 分別 3. 色出し 4. 水洗 5. 脱水 55 / 100 第54回 PM55 腎生検での染色法と観察する構造の組合せで正しいのはどれか。 1. マッソントリクローム染色—赤血球 2. ワンギーソン染色—メサンギウム領域 3. DOPA反応—血栓 4. PAM染色—系球体基底膜 5. PTAH染色—血管構造 56 / 100 第54回 PM56 透過電子顕微鏡標本作製法に関する組合せで誤っているのはどれか。 1. 組織の細切—安全カミソリ 2. 脱水—アルコール 3. 包理—エポン樹脂 4. 超薄切—ミノー型ミクロトーム 5. 電子染色—金属イオン蒸着 57 / 100 第54回 PM57 胸水のパパニコロウ染色(別冊No. 7)を別に示す。矢印の細胞はどれか。 No. 7 1. 組織球 2. 反応性中皮細胞 3. 気管支上皮細胞 4. 腺癌細胞 5. 扁平上皮癌細胞 58 / 100 第54回 PM58 死産児として届ける必要がある胎児の週齢は何週以上か。 1. 満8週以上 2. 満12週以上 3. 満16週以上 4. 満20週以上 5. 満24週以上 59 / 100 第54回 PM59 好中球で正しいのはどれか。 2つ選べ。 1. 殺菌能がある。 2. 顆粒には多量のG-CSFを含む。 3. 血管内寿命は約24時間である。 4. 組織に入るとマクロファージになる。 5. 循環プールと辺縁(停滞)プールがある。 60 / 100 第54回 PM60 血液凝固阻止因子はどれか。 2つ選べ。 1. プロテインC 2. プラスミノゲン 3. プロトロンビン 4. アンチトロンビン 5. プラスミノゲンアクチベータインヒビター(PAI)-1 61 / 100 第54回 PM61 成人における異常値はどれか。 1. 好中球—3,500/μl 2. 好酸球—150/μl 3. 好塩基球—40/μl 4. 単球—2,000/μl 5. リンパ球—2,500/μl 62 / 100 第54回 PM62 骨髄穿刺液のライトギムザ染色標本(別冊No.8)を別に示す。矢印の細胞にみられる封入体は何か。 No.8 1. デーレ小体 2. アウエル小体 3. ハインツ小体 4. ラッセル小体 5. バッペンハイマー小体 63 / 100 第54回 PM63 一次線溶亢進の際にみられる所見はどれか。 2つ選べ。 1. 血小板数減少 2. フィブリノゲン低下 3. トロンビン-アンチトロンビン複合体(TAT)上昇 4. プラスミン-プラスミンインヒビター複合体(PIC)上昇 5. プラスミノゲンアクチベータインヒビター(PAI)-1上昇 64 / 100 第54回 PM64 発作性夜間ヘモグロビン尿症の検査所見で正しいのはどれか。2つ選べ。 1. 白血球数は増加する。 2. 血清ハプトグロビンは増加する。 3. 赤血球膜表面CD59は欠損している。 4. 砂糖水(蔗糖溶血)試験は陽性である。 5. 好中球アルカリホスファターゼ(NAP)スコアは上昇する。 65 / 100 第54回 PM65 末梢血塗抹標本(別冊No. 9) を別に示す。考えられる疾患はどれか。 No. 9 1. 悪性貧血 2. 鉄芽球性貧血 3. 遺伝性球状赤血球症 4. 自己免疫性溶血性貧血 5. 血栓性血小板減少性紫斑病 66 / 100 第54回 PM66 60歳の男性。腰痛を主訴として来院した。 骨髄穿刺液のライトギムザ染色標本(別冊No. 10)を別に示す。 矢印で示した細胞を58%認めた。この疾患でよく見られるのはどれか。 No. 10 1. M蛋白血症 2. 網赤血球増加 3. 血清カルシウム低値 4. BCR/ABLキメラ遺伝子陽性 5. 染色体検査で15番と17番の相互転座 67 / 100 第54回 PM67 疾患と染色体異常の組合せで正しいのはどれか。 1. Down症候群—18トリソミー 2. Turner症候群—Y染色体欠損 3. 急性白血病 M2—8番と21番の相互転座 4. 急性白血病 M3—9番と22番の相互転座 5. 骨髄異形成症候群—16番腕間逆位 68 / 100 第54回 PM68 皮膚糸状菌はどれか。 2つ選べ。 1. Candida tropicalis 2. Cryptococcus neoformans 3. Nocardia asteroides 4. Trichophyton rubrum 5. Trichophyton mentagrophytes 69 / 100 第54回 PM69 チール・ネルゼン染色で赤く染まる菌はどれか。 1. Aspergillus fumigatus 2. Bacteroides fragilis 3. Clostridium difficile 4. Legionella pneumophila 5. Mycobacterium leprae 70 / 100 第54回 PM70 微生物と消毒薬との組合せで正しいのはどれか。 1. HBV—クロルヘキシジン 2. HIV—次亜塩素酸ナトリウム 3. ノロウイルス—両性界面活性剤 4. 結核菌—逆性石けん 5. 枯草菌—消毒用エタノール 71 / 100 第54回 PM71 ヒトの定住性皮膚細菌叢を形成するのはどれか。 1. ナイセリア 2. バクテロイデス 3. プロピオニバクテリウム 4. マイコプラズマ 5. ラクトバシラス 72 / 100 第54回 PM72 予防接種でトキソイドを使用するのはどれか。 2つ選べ。 1. インフルエンザ 2. ジフテリア 3. 日本脳炎 4. 破傷風 5. ペスト 73 / 100 第54回 PM73 ブドウ糖発酵でオキシダーゼ陽性の菌はどれか。 1. Acinetobacter baumannii 2. Burkholderia cepacia 3. Enterohacter cloacae 4. Plesiomonas shigelloides 5. Serratia marcescens 74 / 100 第54回 PM74 スライド培養の顕微鏡写真(別冊No. 11) を別に示す。考えられるのはどれか。 No. 11 1. Aspergillus fumigatus 2. Microsporum canis 3. Mucor sp. 4. Penicillium sp. 5. Sporothrix schenckii 75 / 100 第54回 PM75 正しい組合せはどれか。 1. エコーウイルス—肺炎 2. コクサッキーウイルス—伝染性紅斑 3. コロナウイルス—重症急性呼吸器症候群(SARS) 4. ライノウイルス—ヘルパンギーナ 5. ロタウイルス—狂犬病 76 / 100 第54回 PM76 単純性膀胱炎が疑われる尿の分離培養に使用される培地はどれか。 1. 小川培地 2. スキロー培地 3. レフレル培地 4. B-CYE寒天培地 5. BTB乳糖寒天培地 77 / 100 第54回 PM77 正しい組合せはどれか。 2つ選べ。 1. Enterobacter cloacae—DNase陽性 2. Escherichia coli—IPAテスト陽性 3. Helicobacter pylori—尿素分解テスト陽性 4. Staphylococcus epidermidis—コアグラーゼ陽性 5. Streptococcus agalactiae—CAMPテスト陽性 78 / 100 第54回 PM78 5%ヒツジ血液寒天培地に発育した集落をグラム染色すると、濃紫色に染まった球菌が観察された。3%過酸化水素水に菌を浮遊させたが、泡の発生は見られなかった。6.5%NaClブイヨンに接種して37℃で1夜培養すると、培地が混濁した。考えられる菌はどれか。 1. Branhamella catarrhalis 2. Enterococcus fuecalis 3. Neisseria gonorrhoeae 4. Staphylococcus epidermidis 5. Streptococcus pyogenes 79 / 100 第54回 PM79 正しいのはどれか。 2つ選べ。 1. B細胞は抗原提示能力をもっている。 2. サプレッサーT細胞はCD4陽性である。 3. マクロファージは抗原情報を好中球に伝える。 4. ヘルパーT細胞はMHCクラスI抗原と反応する。 5. キラーT細胞はウイルスに感染した自己細胞を攻撃する。 80 / 100 第54回 PM80 オプソニン作用を有するのはどれか。 1. IgG 2. アルブミン 3. ハプトグロビン 4. セルロプラスミン 5. トランスフェリン 81 / 100 第54回 PM81 インターロイキン6によって産生が増強されるのはどれか。2つ選べ。 1. アルブミン 2. トランスフェリン 3. ハプトグロビン 4. フィブリノゲン 5. プレアルブミン(トランスサイレチン) 82 / 100 第54回 PM82 多クローン性高γーグロブリン血症をきたすのはどれか。 1. ネフローゼ症候群 2. クッシング症候群 3. 急性リンパ性白血病 4. 原発性マクログロブリン血症 5. シェーグレン(Sjögren)症候群 83 / 100 第54回 PM83 間接蛍光抗体法による抗核抗体検査で辺縁(peripheral) 型の染色パターンを示すのはどれか。 1. 抗SS-B抗体 2. 抗Jo-1抗体 3. 抗dsDNA抗体 4. 抗Scl-70抗体 5. 抗ミトコンドリア抗体 84 / 100 第54回 PM84 正しい組合せはどれか。 1. IgG型HA抗体陽性—A型肝炎の発症初期 2. HBs抗体陽性—B型肝炎の既往 3. HBe抗体陽性化—HBV量の増加 4. IgM型HBc抗体陽性—B型肝炎の治癒 5. HCV抗体陽性—C型肝炎の治療 85 / 100 第54回 PM85 バセドウ (Basedow) 病の診断に有用なのはどれか。 1. 抗T₃抗体 2. 抗TSH受容体抗体 3. 抗サイログロブリン抗体 4. 抗アセチルコリン受容体抗体 5. 抗甲状腺ペルオキシダーゼ抗体 86 / 100 第54回 PM86 間接抗グロブリン試験の反応増強剤として使用するのはどれか。 2つ選べ。 1. アルセバー溶液 2. クロロキン溶液 3. アジュバント溶液 4. 低イオン強度溶液(LISS) 5. ポリエチレングリコール溶液 87 / 100 第54回 PM87 免疫学的機序によって起こる輸血副作用はどれか。2つ選べ。 1. 敗血症 2. 輸血後肝炎 3. クエン酸中 4. 輸血後GVHD 5. アナフィラキシー 88 / 100 第54回 PM88 輸血用血液で通常検査されないのはどれか。 1. HBs抗原 2. HCV抗体 3. HIV抗体 4. HTLV-1抗体 5. CMV(サイトメガロウイルス)抗体 89 / 100 第54回 PM89 モノクローナル抗体を使用した不均一酵素免疫測定法で偽高値の原因となるのはどれか。 1. 乳び 2. 寒冷凝集素 3. EDTA混入 4. ビリルビン高値 5. 抗マウス免疫グロブリン抗体 90 / 100 第54回 PM90 三次予防の対象者はどれか。 1. 高血圧の妊婦 2. 高血圧の片麻痺患者 3. 糖尿病の家族歴を持つ肥満者 4. 白血球数が少ない診療放射線技師 5. 同居の祖父が結核罹患歴を持つ乳児 91 / 100 第54回 PM91 人口動態統計に含まれないのはどれか。 1. 総人口 2. 出生 3. 死亡 4. 婚姻 5. 離婚 92 / 100 第54回 PM92 疫学研究方法で正しいのはどれか。 1. 横断研究で因果関係が判明する。 2. 介入研究は後ろ向き研究である。 3. 記述疫学は仮説の設定が目的である。 4. 患者対照研究は寄与危険度が直接計算できる。 5, コホート研究はまれな疾患の研究に適している。 93 / 100 第54回 PM93 曝露物質と尿中測定項目の組合せで正しいのはどれか。 1. 鉛—δ-アミノレブリン酸 2. ヒ素—β₂-ミクログロブリン 3. キシレン—馬尿酸 4. ベンゼン—メチル馬尿酸 5. カドミウム—フェノール 94 / 100 第54回 PM94 世界保健機関(WHO)の拡大予防接種計画の対象疾患はどれか。 a. 結核 b. チフス c. ペスト d. ポリオ e. ジフテリア 1. a、b、c 2. a、b、e 3. a、d、e 4. b、c、d 5. c、d、e 95 / 100 第54回 PM95 入力インピーダンスが最も高いのはどれか。 1. 真空管 2. 接合形FET 3. MOS形FET 4. NPN形トランジスタ 5. PNP形トランジスタ 96 / 100 第54回 PM96 人体の電撃に対する周波数特性を模擬した測定用具が必要な測定はどれか。 a. 接地線抵抗 b. 接地漏れ電流 c. 患者漏れ電流I d. 保護接地回路の抵抗 e. 等電位化システムの電位 1. a、b 2. a、e 3. b、c 4. c、d 5. d、e 97 / 100 第54回 PM97 電磁妨害による雑音で誤っているのはどれか。 1. ドリフト 2. フリッカ雑音 3. 高周波雑音 4. 静電気雑音 5. 商用交流雜音 98 / 100 第54回 PM98 正しい組合せはどれか。 2つ選べ。 1. DICOM-3.0—医学文献データベース 2. HL-7—臨床検査項目コード 3. ICD-10—疾病分類コード 4. MEDLINE—医学情報交換のためのプロトコル 5. PACS—医用画像保存転送システム 99 / 100 第54回 PM99 分光光度計によって測定する吸光度で正しいのはどれか。 2つ選べ。 1. 0から∞の値をとる。 2. 透過率の逆数で表す。 3. 混濁によって減少する。 4. 液層の厚さに比例する。 5. 溶液の濃度に反比例する。 100 / 100 第54回 PM100 血液ガス分析装置で実測されるのはどれか。 2つ選べ。 1. アニオンギャップ 2. Base Excess 3. HCO₃⁻ 4. pH 5. Po₂ あなたのスコアは 0% クイズを再開する 出典:厚生労働省ホームページ第54回臨床検査技師国家試験問題および解答についてhttps://www.mhlw.go.jp/topics/2008/04/tp0418-5.html 過去問 よかったらシェアしてね! URLをコピーしました! URLをコピーしました! 第54回午前 臨床検査技師国家試験 【本番形式問題演習】 第55回午前 臨床検査技師国家試験 【本番形式問題演習】 この記事を書いた人 臨検王 関連記事 臨床検査技師国家試験 過去問演習【本番形式問題演習】 2025年6月20日 第71回午後 臨床検査技師 国家試験 【本番形式問題演習】 2025年6月20日 第71回午前 臨床検査技師国家試験 【本番形式問題演習】 2025年6月20日 第70回午後 臨床検査技師国家試験 【本番形式問題演習】 2025年6月20日 第70回午前 臨床検査技師国家試験 【本番形式問題演習】 2025年6月20日 第69回午後 臨床検査技師国家試験 【本番形式問題演習】 2025年6月20日 第69回午前 臨床検査技師国家試験 【本番形式問題演習】 2025年6月20日 第68回午後 臨床検査技師国家試験 【本番形式問題演習】 2025年6月20日