第56回午後 臨床検査技師国家試験 【本番形式問題演習】 2025 6/20 過去問 2025年6月20日 当ページのリンクには広告が含まれています。 第56回午後 臨床検査技師国家試験 【本番形式問題演習】 1 / 100 第56回 PM1 採血後、氷冷しながら直ちに検査室に提出する検査項目はどれか。 1. アンモニア 2. カリウム 3. グルコース 4. クレアチニン 5. LD 2 / 100 第56回 PM2 蓄尿の保存剤に塩酸を用いるのはどれか。 1. hCG 2. 17-OHCS 3. ポルフィリン体 4. Bence-Jones 蛋白 5. バニリルマンデル酸 (VMA) 3 / 100 第56回 PM3 成人において基準範囲の性差が大きいのはどれか。 1. 尿酸 2. グルコース 3. アミラーゼ 4. カルシウム 5. トリグリセリド 4 / 100 第56回 PM4 血液検査のパニック値(緊急異常値)として報告すべきなのはどれか。 1. カルシウム 14.8mg/d 2. 血糖 180mg/dl 3. AST 210 U/I 4. Na 145 mEq/l 5. K 3.1mEq/l 5 / 100 第56回 PM5 尿沈渣染色法でペルオキシダーゼ反応を利用するのはどれか。 1. ズダンIII法 2. ベルリン青法 3. ステルンハイマー法 4. プレスコット・ブロディ法 5. ステルンハイマー・マルビン法 6 / 100 次の文により6、7の問いに答えよ。尿の沈渣標本(別冊No. 1)を別に示す。 第56回 PM6 矢印で示すのはどれか。 No. 1 1. 移行上皮 2. 変形赤血球 3. 卵円形脂肪体 4. ビリルビン結晶 5. シュウ酸カルシウム結晶 7 / 100 次の文により6、7の問いに答えよ。尿の沈渣標本(別冊No. 1)を別に示す。 第56回 PM7 この患者でみられる検査所見はどれか。2つ選べ。 No. 1 1. 末梢血白血球数 18,000/μl 2. 血清アルブミン 2.1g/dl 3. 血清総ビリルビン 3.5mg/dl 4. 血清総コレステロール 285mg/dl 5. 血清 CRP 9.8mg/dl 8 / 100 第56回 PM8 組合せで正しいのはどれか。 1. サシチョウバエ—バンクロフト糸状虫 2. ハマダラカ—マレー糸状虫 3. メマトイ—イヌ糸状虫 4. サシガメ—常在糸状虫 5. ブユ—回旋糸状虫 9 / 100 第56回 PM9 Sabin-Feldman の色素試験で診断するのはどれか。 1. 赤痢アメーバ症 2. 膣トリコモナス症 3. トキソプラズマ症 4. クリプトスポリジウム症 5. クルーズトリパノソーマ症 10 / 100 第56回 PM10 体長350μmの幼虫体がみられた喀痰のパパニコロウ染色標本(別冊No.2)を別に示す。考えられるのはどれか。 No.2 1. 回虫 2. 鉤虫 3. 糞線虫 4. 広東住血線虫 5. 東洋毛様線虫 11 / 100 第56回 PM11 刺激伝導の異常によるのはどれか。2つ選べ。 1. 心房粗動 2. LGL 症候群 3. 洞房ブロック 4. 心室性期外收縮 5. 発作性上室性頻拍 12 / 100 第56回 PM12 組合せで正しいのはどれか。 1. 尿崩症—血清 Na 低下 2. Addison 病—血清 K 低下 3. 甲狀腺機能亢進症—血清 Ca 低下 4. 副甲狀腺機能低下症—尿中 Ca 排泄増加 5. 原発性アルドステロン症 —尿中 K 排泄増加 13 / 100 第56回 PM13 組合せで正しいのはどれか。 1. 百日咳—末梢血リンパ球減少 2. 気管支喘息—肺活量增加 3. 間質性肺炎—肺拡散能低下 4. カンジダ肺炎—菌球形成 5. サルコイドーシス—血清アンジオテンシン変換酵素活性低下 14 / 100 第56回 PM14 食餌中の脂質から合成されるリポ蛋白はどれか。 1. カイロミクロン 2. 超低比重リポ蛋白 3. 中間比重リポ蛋白 4. 低比重リポ蛋白 5. 高比重リポ蛋白 15 / 100 第56回 PM15 腫瘍マーカーで正しいのはどれか。 1. CEAは喫煙者で低値となる。 2. PSAは肝細胞癌で高値となる。 3. CA125は悪性リンパ腫で高値となる。 4. CA19-9は肺扁平上皮癌で高値となる。 5. PIVKA-IIはワルファリン内服患者で高値となる。 16 / 100 第56回 PM16 心電図(別冊No. 3)を別に示す。所見で正しいのはどれか。 No. 3 1. 洞房ブロック 2. I度房室ブロック 3. 完全房室ブロック 4. MobitzII型房室ブロック 5. Wenekebach型房室ブロック 17 / 100 第56回 PM17 組合せで誤っているのはどれか。 1. レイノー病—指尖容積脈波 2. 僧帽弁狭窄症—ヒス東心電図 3. 心室性不整脈—加算平均心電図 4. 下肢動脈狭窄—足関節上腕動脈血圧比(ABI) 5. 大動脈弁狭窄症—頸動脈波 18 / 100 第56回 PM18 酸素解離曲線で正しいのはどれか。 1. 体温が上昇すると左方移動が起こる。 2. 代謝性アシドーシスでは右方移動が起こる。 3. 二酸化炭素を吸入すると左方移動が起こる。 4. 酸素分圧が高いほど曲線の傾きは急峻になる。 5. 左方移動に伴いヘモグロビンから酸素が放出される。 19 / 100 第56回 PM19 メサコリン吸入による気道過敏性検査で正しいのはどれか。 1. 気管支喘息発作の重症度判定に用いる。 2. 検査の直前に気管支拡張薬を吸入させる。 3. 努力肺活量(FVC)の減少の程度で気道過敏性を判定する。 4. 1秒量(FEV₁)の40%以上の低下は検査中止の基準である。 5. メサコリン吸入前に生理食塩水を吸入させてコントロール値を得る。 20 / 100 第56回 PM20 静肺コンプライアンス(Cst)で正しいのはどれか。 1. 加齢とともに低下する。 2. 肺線維症では上昇する。 3. 気管支喘息では低下する。 4. 測定は機能的残気量位(FRCレベル)から0.5ℓ吸息位で行う。 5. 測定は被検者に飲み込ませた圧測定バルーンを胃内に留置して行う。 21 / 100 第56回 PM21 パルスオキシメータで測定した経皮的動脈血酸素飽和度(Spo)で正しいのはどれか。 2つ選べ。 1. 測定前に数回深呼吸をさせる。 2. 健常人では80~90%の値を示す。 3. 70~100%の範囲では精度が保たれる。 4. 一酸化炭素中毒では正確な測定ができない。 5. 高温環境下では測定前に使用する指を冷水で冷やす。 22 / 100 次の文により 22, 23 の問いに答えよ。46歳の男性。 3時間前から意識障害をきたしている。 脳波 (別冊No. 4)を別に示す。 第56回 PM22 正しいのはどれか。 No. 4 1. 三相波 2. 陽性棘波 3. 棘徐波複合 4. 棘波位相逆転 5. 周期性一側性てんかん形放電 23 / 100 次の文により 22, 23 の問いに答えよ。46歳の男性。 3時間前から意識障害をきたしている。 脳波 (別冊No. 4)を別に示す。 第56回 PM23 意識した。脳波で出現が予想されるのはどれか。 No. 4 1. K複合波 2. α波の抑制 3. 対称性の紡錘波 4. δ波の広汎性持続 5. 高振幅β波の持続 24 / 100 第56回 PM24 健常者において評価すべき波形が刺激後10ミリ秒以内に出現するのはどれか。2つ選べ。 1. 視覚誘発電位 2. 体性感覚誘発電位 3. 聴覚脳幹誘発電位 4. 下腿三頭筋で記録したH波 5. 長橈側手根伸筋で行った運動神経複合筋活動電位 25 / 100 第56回 PM25 末梢神経の誘発筋電図で正しいのはどれか。 1. 反復刺激検査は多発性硬化症の確定診断に用いる。 2. 感覚神経伝導検査の測定には複合筋活動電状態がさらに悪化位(CMAP)を用いる。 3. ギラン・バレー(Guillain-Barré)症候群では運動神経伝導速度は低下する。 4. 重症筋無力症では低頻度反復刺激で複合筋活動電位(CMAP)振幅が漸増する。 5. ランバート・イートン(Lambert-Eaton)症候群では反復刺激で漸減現象がみられる。 26 / 100 第56回 PM26 肝臓の超音波検査(別冊No. 5)を別に示す。矢印の領域が高輝度であった。調整が必要なのはどれか。 No. 5 1. ゲイン(gain) 2. パワー(power) 3. フォーカシング(focusing) 4. STC(sensitivity time control) 5. ダイナミックレンジ(dynamic range) 27 / 100 第56回 PM27 心臓の超音波検査でMモード法が診断に重要なのはどれか。 2つ選べ。 1. 左心不全 2. 僧帽弁狭窄 3. 動脈管開存 4. 心室中隔欠損 5. 肺動脈弁閉鎖不全 28 / 100 第56回 PM28 超音波検査で食後に最も描出不良となるのはどれか。 1. 肝臓 2. 脾臓 3. 膵臓 4. 腎臓 5. 虫垂 29 / 100 第56回 PM29 検査項目と採血容器への添加物の組合せで正しいのはどれか。 1. ACTH—フッ化ナトリウム 2. Ca—EDTA 3. 乳酸—過塩素酸 4. 血液ガス—クエン酸塩 5. アンモニア—シュウ酸塩 30 / 100 第56回 PM30 pH メータのpH4 較正用緩衝液はどれか。 1. 炭酸緩衝液 2. リン酸緩衝液 3. ホウ酸緩衝液 4. フタル酸緩衝液 5. グリシン緩衝液 31 / 100 第56回 PM31 銅を輸送する主要な血漿蛋白はどれか。 1. アルブミン 2. ヘモグロビン 3. ハブトグロビン 4. トランスフェリン 5. セルロプラスミン 32 / 100 第56回 PM32 糖尿病のコントロール不良時に血中で低下するのはどれか。 1. ケトン体 2. フルクトサミン 3. グリコアルブミン 4. グリコヘモグロビン 5. 1,5-アンヒドログルシトール 33 / 100 第56回 PM33 空腹時の血液検査で総コレステロール 226mg/dl、HDL-コレステロール 55mg/dl、中性脂肪 165mg/dl であった。Friedewald の計算式での LDL-コレステロール値(mg/dl)はどれか。 1. 52 2. 91 3. 118 4. 138 5. 184 34 / 100 第56回 PM34 蛋白質で正しいのはどれか。 1. 血漿中に約30種存在する。 2. 小腸で最も多く合成される。 3. 正常の髄液には検出されない。 4. 生体を構成する最大の成分である。 5. ペプチドやアミノ酸として吸収される。 35 / 100 次の文により35、36の問いに答えよ。65歳の男性。血液検査で血清総蛋白 9.0g/dl、アルブミン3.0g/dlであった。血清蛋白分画像(別冊No.6)を別に示す。 第56回 PM35 認められる所見はどれか。 No.6 1. M タンパク 2. βーγブリッジング 3. γーグロブリン分画の減少 4. α₂-グロブリン分画の増加 5. β-グロブリン分画の先鋭化 36 / 100 次の文により35、36の問いに答えよ。65歳の男性。血液検査で血清総蛋白 9.0g/dl、アルブミン3.0g/dlであった。血清蛋白分画像(別冊No.6)を別に示す。 第56回 PM36 この患者で予測される検査結果はどれか。 2つ選べ。 No.6 1. PT 短縮 2. IgA 低下 3. 血小板数減少 4. アンモニア低下 5. コリンエステラーゼ低下 37 / 100 第56回 PM37 酵素法でクレアチニンを測定する際に用いられるのはどれか。 2つ選べ。 1. ウリカーゼ 2. ウレアーゼ 3. クレアチニナーゼ 4. サルコシン酸化酵素 5. イソクエン酸脱水素酵素 38 / 100 第56回 PM38 EDTA 加血漿で測定すると、血清に比べて活性が大きく低下するのはどれか。 1. ALP 2. ALT 3. AST 4. CK 5. LD 39 / 100 第56回 PM39 日本臨床化学会(JSCC) 常用基準法で共役酵素を用いないのはどれか。 1. アミラーゼ 2. ALT 3. AST 4. CK 5. LD 40 / 100 第56回 PM40 LDについて正しいのはどれか。 2つ選べ。 1. 半減期はLD₁が最も短い。 2. 心筋にはLD₁が多く含まれる。 3. 4つのアイソザイムが知られている。 4. 肝細胞にはLD₂が多く含まれる。 5. 2種類のサブユニットからなる4量体である。 41 / 100 第56回 PM41 ペプチドホルモンはどれか。 2つ選べ。 1. アドレナリン 2. インスリン 3. エストラジオール 4. カルシトニン 5. サイロキシン 42 / 100 第56回 PM42 性腺ホルモンはどれか。2つ選べ。 1. オキシトシン 2. コルチゾール 3. プロゲステロン 4. テストステロン 5. アルドステロン 43 / 100 第56回 PM43 LD の補酵素はどれか。 1. ナイアシン 2. パントテン酸 3. ビタミンB₂ 4. ビタミンB₆ 5. ビタミンB₁₂ 44 / 100 第56回 PM44 半減期8日の放射性同位元素の放射能が 1/8 になるのはどれか。 1. 8日後 2. 16日後 3. 24日後 4. 48日後 5. 64日後 45 / 100 次の文により45, 46の問いに答えよ。組織のH-E 染色標本(別冊No.7)を別に示す。 第56回 PM45 骨格筋との共通点はどれか。 2つ選べ。 No.7 1. 横紋がある。 2. 介在板がある。 3. 不随意筋である。 4. 過剰な負荷によって肥大する。 5. 核の位置は細胞の中央にある。 46 / 100 次の文により45, 46の問いに答えよ。組織のH-E 染色標本(別冊No.7)を別に示す。 第56回 PM46 この組織に特殊染色を行った。組合せで正しいのはどれか。 2つ選べ。 No.7 1. PTAH染色—青色 2. ムチカルミン染色—赤色 3. フォンタナ染色—黒色 4. マッソン・トリクローム染色—赤色 5. エラスチカ・ワンギーソン染色—赤色 47 / 100 第56回 PM47 組合せで正しいのはどれか。 2つ選べ。 1. CMV—乳癌 2. EBV—パーキットリンパ腫 3. HCV—胆囊癌 4. HIV—成人T細胞白血病 5. HPV—子宮頸癌 48 / 100 第56回 PM48 悪性腫瘍はどれか。 1. ボーエン(Bowen)病 2. バセドウ(Basedow)病 3. バージャー(Buerger)病 4. クッシング(Cushing)病 5. パーキンソン(Parkinson)病 49 / 100 第56回 PM49 出血性梗塞を起こしやすいのはどれか。 2つ選べ。 1. 心臓 2. 肺 3. 大腸 4. 脾臓 5. 腎臓 50 / 100 第56回 PM50 脱灰で誤っているのはどれか。 1. EDTAが用いられる。 2. 硬組織に用いられる。 3. 免疫染色での抗原性が低下する。 4. 液の濃度が高ければ染色性は上昇する。 5. 液の温度が高ければ脱灰に要する時間は短い。 51 / 100 第56回 PM51 加温して行うのはどれか。 1. PAM 染色 2. PAS 染色 3. PTAH 染色 4. アルシアン青染色 5. マッソン・トリクローム染色 52 / 100 第56回 PM52 疾患と染色法の組合せで誤っているのはどれか。 1. 膜性腎症—PAM 染色 2. C型肝炎—オルセイン染色 3. Wilson 病—ロダニン染色 4. アミロイドーシス—コンゴーレッド染色 5. ヘモジデローシス—ベルリン青染色 53 / 100 第56回 PM53 メセナミン銀液を使用するのはどれか。 2つ選べ。 1. 鍍銀法 2. PAM 染色 3. ボディアン染色 4. グロコット染色 5. グリメリウス染色 54 / 100 第56回 PM54 肺組織のH-E 染色標本(別冊No.8)を別に示す。矢印の構造物を同定するのに有用なのはどれか。 No.8 1. PAS 染色 2. グラム染色 3. ベルリン青染色 4. アザン・マロリー染色 5. マッソン・フォンタナ染色 55 / 100 第56回 PM55 免疫組織化学染色で誤っているのはどれか。 1. 二重染色が可能である。 2. 原発不明癌の原発巣検索に用いられる。 3. 乳癌の治療薬の適応判定に用いられる。 4. 内因性ペルオキシダーゼ活性の阻害に過酸化水素処理が行われる。 5. 3,3’-ジアミノペンチジン (DAB) 反応による発色は1週間で消退する。 56 / 100 第56回 PM56 子宮頸部細胞診のパパニコロウ染色標本(別冊No. 9) を別に示す。考えられるのはどれか。 No. 9 1. カンジダ感染 2. トリコモナス感染 3. ヘルペスウイルス感染 4. 軽度異形成 5. 扁平上皮癌 57 / 100 第56回 PM57 肺癌集団検診の喀痰細胞診で正常上皮細胞のほかに軽度異型扁平上皮細胞が認められた。判定区分はどれか。 1. A 2. B 3. C 4. D 5. E 58 / 100 第56回 PM58 死体解剖保存法で規定されているのはどれか。 2つ選べ。 1. 遺族の承諾 2. 解剖所要時間 3. 介助者の資格 4. 解剖を行う場所 5. 標本の保存期間 59 / 100 第56回 PM59 巨大血小板を認める先天性疾患はどれか。 1. 血小板無力症 2. チェディアック・東(Chédiak-Higashi)症候群 3. メイ・ヘグリン(May-Hegglin)異常 4. ベルゲル・フェ(Pelger-Huet)核異常 5. フォン・ヴィレブランド(von Willebrand)病 60 / 100 第56回 PM60 フィブリノゲンで正しいのはどれか。 1. 肝臓で産生される。 2. 酵素活性を有する。 3. 炎症時に血漿濃度が低下する。 4. ビタミンK 依存性因子である。 5. 赤血球上に受容体が存在する。 61 / 100 第56回 PM61 自動血球計数器による測定で白血球数偽高値の原因となるのはどれか。 2つ選べ 1. 破砕赤血球 2. 有核赤血球 3. 赤血球凝集 4. 白血球凝集 5. 血小板凝集 62 / 100 第56回 PM62 骨髄穿刺塗抹のギムザ染色標本 (別冊No. 10) を別に示す。矢印の細胞について正しいのはどれか。 2つ選べ。 No. 10 1. 加齢で増加する。 2. 分離膜を形成する。 3. 葉酸欠乏で増加する。 4. 活発な遊走能を有する。 5. トロンボポエチンで成熟が促進する。 63 / 100 第56回 PM63 健康診断で血小板減少(2万/μl)のみを指摘された患者が精査のため受診した。出血傾向を認めない。まず行うべき検査はどれか。 1. APTT 2. 骨髄穿刺 3. 出血時間 4. 血小板機能 5. 末梢血液像 64 / 100 第56回 PM64 末梢白血球数で正しいのはどれか。 2つ選べ。 1. 運動後に増加する。 2. 基準範囲は乳児よりも成人の方が高い。 3. 本態性血小板血症では好中球が増加する。 4. 慢性骨髄性白血病では好酸球が減少する。 5. 副腎皮質ステロイド服用でリンパ球が増加する。 65 / 100 第56回 PM65 60歳の男性。腰椎圧迫骨折の原因精査で来院した。 末梢血検査で白血球数4,000/μl、Hb 8.6g/dl、赤血球数 270万/μl、Ht25%、血小板数13万/μl。総蛋白9.2g/dl、アルブミン3.5g/dl、血清カルシウム10.5mg/dl。診断に有用な検査はどれか。2つ選べ。 1. 血清蛋白分画 2. 脳脊髄液検査 3. 血清フェリチン 4. 末梢血好中球ALP 5. 全身骨エックス線検査 66 / 100 第56回 PM66 播種性血管内凝固 (DIC) の検査所見で誤っているのはどれか。 1. PT延長 2. 血小板数減少 3. Dダイマー高値 4. フィブリノゲン低値 5. アンチトロンビン高値 67 / 100 第56回 PM67 疾患と染色体異常の組合せで正しいのはどれか。 2つ選べ。 1. Turner症候群—47,XXY 2. Down症候群—47,+8 3. 急性リンパ性白血病—9番と22番の相互転座 4. バーキットリンパ腫—8番と14番の相互転座 5. 急性骨髄性白血病(M4Eo)—18番腕間逆位 68 / 100 第56回 PM68 インフルエンザウイルスで正しいのはどれか。 1. DNAウイルスである。 2. A型インフルエンザは変異が起こりにくい。 3. B型インフルエンザは20種以上の亜型に分類される。 4. ノイラミニダーゼの抗原性によってH型に細分類される。 5. ウイルス核蛋白の抗原性によってA、B及びCに分類される。 69 / 100 第56回 PM69 組合せで正しいのはどれか。 1. スキロー培地—Yersinia enterocolitica 2. レフレル培地—Cryptococcus neoformans 3. マンニット食塩培地—Pseudomonas aeruginosa 4. ボルデー・ジャング培地—Corynebacterium diphtheriae 5. サイアー・マーチン培地—Neisseria meningitidis 70 / 100 第56回 PM70 病原体と消毒薬の組合せで有用なのはどれか。 2つ選べ。 1. 結核菌—塩化ベンザルコニウム 2. ウイルス—グルコン酸クロルヘキシジン 3. 真菌—次亜塩素酸ナトリウム 4. 芽胞—両性界面活性剤 5. 一般細菌—消毒用エタノール 71 / 100 第56回 PM71 組合せで正しいのはどれか。 2つ選べ。 1. Bacillus anthracis—エンドトキシン 2. Clostridium botulinum—神経毒素 3. Shigella sonnei—耐熱性溶血毒 4. Staphylococcus aureus—エンテロトキシン 5. Vibrio cholerae—ベロ毒素 72 / 100 第56回 PM72 胆汁溶解テスト陽性はどれか。 1. Enterococcus avium 2. Enterococcus faecalis 3. Streptococcus agalactiae 4. Streptococcus mitis 5. Streptococcus pneumoniae 73 / 100 第56回 PM73 帯下のグラム染色像(別冊No. 11) を別に示す。みられるのはどれか。 No. 11 1. Enterococcus faecalis 2. Gardnerella vaginalis 3. Neisseria gonorrhoeae 4. Pseudomonas aeruginosa 5. Streptococcus agalactiae 74 / 100 第56回 PM74 オキシダーゼ陽性はどれか。 1. Acinetobacter baumannii 2. Aeromonas hydrophila 3. Klebsiella pneumoniae 4. Stenotrophomonas maltophilia 5. Yersinia enterocolitica 75 / 100 第56回 PM75 真菌を Tween 80 加コンミール寒天培地でスライド培養した。 顕微鏡写真(別冊No.12) を別に示す。考えられるのはどれか。 No.12 1. Aspergillus fumigatus 2. Candida albicans 3. Cryptococcus neoformans 4. Trichophyton mentagrophytes 5. Trichosporon beigelii 76 / 100 第56回 PM76 皮膚潰瘍から採取された組織を30℃で3週間培養したところ、 抗酸菌が発育した。この集落を光に曝露して1昼夜培養すると集落が白色から黄色に発色した。考えられるのはどれか。 1. Mycobacterium abscessus 2. Mycobacterium avium 3. Mycobacterium kansasii 4. Mycobacterium marinum 5. Mycobacterium tuberculosis 77 / 100 第56回 PM77 加温が必要な染色法はどれか。2つ選べ。 1. 墨汁染色法 2. グラム染色法 3. ヒメネス染色法 4. 芽胞染色法 (Möller 法) 5. 抗酸菌染色法 (Ziehl-Neelsen 法) 78 / 100 第56回 PM78 培養検査で起炎菌と考えられるのはどれか。 1. 血液からのPropionibacterium acnes の分離 2. 帯下からの Lactobacillus spp. の分離 3. 喀痰からのLegionella pneumophila の分離 4. 咽頭からの Serratia marcescens の分離 5. 尿からの Staphylococcus epidermidis の分離 79 / 100 第56回 PM79 IgGとIgA に共通するのはどれか。 1. 胎盤通過性がある。 2. 分泌成分と結合している。 3. 4つのサブクラスがある。 4. L鎖はχまたはλである。 5. Fc部分はJ鎖によって結合している。 80 / 100 第56回 PM80 膵癌の腫瘍マーカーはどれか。 2つ選べ。 1. AFP 2. CA19-9 3. CEA 4. PSA 5. SCC 81 / 100 第56回 PM81 自己抗体と疾患の組合せで正しいのはどれか。 2つ選べ。 1. 抗アセチルコリン受容体抗体—グッドパスチャー (Goodpasture) 症候群 2. 抗サイログロブリン抗体—橋本病 3. 抗ミトコンドリア抗体—原発性胆汁性肝硬変 4. 抗系球体基底膜抗体—IgA腎症 5. 抗内因子抗体—重症筋無力症 82 / 100 第56回 PM82 CRPで誤っているのはどれか。 1. 肝臓で産生される。 2. 補体を活性化する。 3. オプソニン作用がある。 4. 急性相反応物質である。 5. 肺炎球菌に対する抗体である。 83 / 100 第56回 PM83 移植で正しいのはどれか。 1. 造血幹細胞は末梢血から採取できない。 2. サルからヒトへの移植を同系移植という。 3. 拒絶反応にはドナー由来のキラーT細胞が関与する。 4. 免疫抑制剤は移植後の重症感染症を回避するために用いる。 5. 骨髄移植では他の臓器移植よりも高いHLA 適合性が求められる。 84 / 100 第56回 PM84 ワクチン接種の効果判定に用いるのはどれか。 1. HBs 抗原 2. HBs 抗体 3. HBc 抗体 4. HBe 抗原 5. HBe 抗体 85 / 100 第56回 PM85 アレルゲンの同定検査はどれか。 2つ選べ。 1. RAST 2. RIST 3. 補体結合反応 4. クームス試験 5. ヒスタミン遊離試験 86 / 100 第56回 PM86 補体価(CH₅₀)測定に必要なのはどれか。 2つ選べ。 1. 鉄 2. 鋼 3. カリウム 4. カルシウム 5. マグネシウム 87 / 100 第56回 PM87 母児間血液型不適合による新生児溶血性疾患で正しいのはどれか。 1. Rh(D)不適合では母親の間接抗グロブリン試験が陽性になる。 2. Rh(D)不適合による新生児溶血性疾患は第1子から起こる。 3. 児の赤血球破壊は血管内溶血の機序による。 4. 原因となる抗体はIgMである。 5. ABO不適合では起こらない。 88 / 100 第56回 PM88 輸血について正しいのはどれか。 1. 輸血関連急性肺障害は抗赤血球抗体によって起こる。 2. 輸血感染症は核酸増幅検査導入後に発生していない。 3. 輸血後 GVHD の原因製剤は新鮮凍結血漿が最も多い。 4. 輸血後 GVHD はフィルタによる白血球除去で予防できる。 5. ABO 不適合輸血の原因は輸血実施時の取り違えが最も多い。 89 / 100 第56回 PM89 間接抗グロブリン試験(別冊No. 13A)の結果と不規則抗体スクリーニングの結果(別冊No.13B)を別に示す。考えられる抗体はどれか。 No. 13A No.13B 1 2 3 4 5 90 / 100 第56回 PM90 我が国(平成18年度統計)の1~4歳の幼児の死因の第1位はどれか。 1. 肺炎 2. 先天異常 3. 周産期異常 4. 不慮の事故 5. 乳幼児突然死症候群 91 / 100 第56回 PM91 地球環境問題で正しい組合せはどれか。 1. 酸性雨—一酸化炭素 2. 砂漠化—紫外線 3. 温暖化—浮遊粒子状物質 4. 大気汚染—二酸化硫黄 5. オゾン層破壊—ダイオキシン 92 / 100 第56回 PM92 学校保健安全法(旧学校保健法)で解熱後2日経過するまで出席停止とするのはどれか。 1. 水痘 2. 麻しん 3. 百日咳 4. 流行性耳下腺炎 5. 季節性インフルエンザ 93 / 100 第56回 PM93 作業管理はどれか。 2つ選べ。 1. 代替品の使用 2. 健康診断の実施 3. 曝露時間の短縮 4. 個人保護具の使用 5. 局所排気装置の設置 94 / 100 第56回 PM94 世界保健機関(WHO)について正しいのはどれか。 1. 二国間協力を行う。 2. 労働者の労働条件の改善を行う。 3. 国際疾病分類(ICD)の作成を行う。 4. 国際協力機構(JICA)に活動を委託する。 5. 我が国は東南アジア地域事務局に所属する。 95 / 100 第56回 PM95 電圧100Vで500Wの電熱器がある。電圧を変えずに針金の長さを半分にした場合の電力はどれか。 1. 125W 2. 250W 3. 500W 4. 1,000W 5. 2,000W 96 / 100 第56回 PM96 図の回路に相当するゲートはどれか。 1. AND 2. NAND 3. NOR 4. NOT 5. OR 97 / 100 第56回 PM97 CF形機器の正常動作時の外装漏れ電流の許容値はどれか。 1. 0.01mA 2. 0.05mA 3. 0.1mA 4. 0.5mA 5. 1mA 98 / 100 第56回 PM98 植込み型心臓ペースメーカへの影響を考慮すべき機器はどれか。 2つ選べ。 1. 電子商品監視(EAS)機器 2. 赤外線リモコン 3. ノート型PC 4. 補聴器 5. MRI 99 / 100 第56回 PM99 ソフトウェアはどれか。 1. CPU 2. MODEM 3. OMR 4. OS 5. RAM 100 / 100 第56回 PM100 純水製造処理において水の電気伝導率が最も低くなるのはどれか。 1. 活性炭吸着装置 2. イオン交換装置 3. 除菌フィルタ 4. UV殺菌装置 5. 逆浸透装置 あなたのスコアは 0% クイズを再開する 出典:厚生労働省ホームページ第56回臨床検査技師国家試験問題および正答についてhttps://www.mhlw.go.jp/topics/2010/04/tp0414-5.html 過去問 よかったらシェアしてね! URLをコピーしました! URLをコピーしました! 第56回午前 臨床検査技師国家試験 【本番形式問題演習】 第57回午前 臨床検査技師国家試験 【本番形式問題演習】 この記事を書いた人 臨検王 関連記事 臨床検査技師国家試験 過去問演習【本番形式問題演習】 2025年6月20日 第71回午後 臨床検査技師 国家試験 【本番形式問題演習】 2025年6月20日 第71回午前 臨床検査技師国家試験 【本番形式問題演習】 2025年6月20日 第70回午後 臨床検査技師国家試験 【本番形式問題演習】 2025年6月20日 第70回午前 臨床検査技師国家試験 【本番形式問題演習】 2025年6月20日 第69回午後 臨床検査技師国家試験 【本番形式問題演習】 2025年6月20日 第69回午前 臨床検査技師国家試験 【本番形式問題演習】 2025年6月20日 第68回午後 臨床検査技師国家試験 【本番形式問題演習】 2025年6月20日