第57回午前 臨床検査技師国家試験 【本番形式問題演習】 2025 6/20 過去問 2025年6月20日 当ページのリンクには広告が含まれています。 第57回午前 臨床検査技師国家試験 【本番形式問題演習】 1 / 100 第57回 AM1 血液が入った採血管を床に落として破損した。 床の消毒に適するのはどれか。 1. ポビドンヨード 2. グルタルアルデヒド 3. 塩化ベンザルコニウム 4. 次亜塩素酸ナトリウム 5. グルコン酸クロルヘキシジン 2 / 100 第57回 AM2 加齢によって血清濃度が上昇するのはどれか。 1. AST 2. ナトリウム 3. アルブミン 4. 総ビリルビン 5. クレアチニン 3 / 100 第57回 AM3 個別データにおける検査過誤の検出に有効な管理法はどれか。 1. 双値法 2. 累積和法 3. Xbar-R管理図法 4. 正常者平均値法 5. デルタチェック法 4 / 100 第57回 AM4 尿中5-ヒドロキシインドール酢酸〈5-HIAA〉量測定を目的として蓄尿するとき、添加するのはどれか。 1. 塩酸 2. トルエン 3. ホルマリン 4. 炭酸ナトリウム 5. アジ化ナトリウム 5 / 100 第57回 AM5 尿沈渣中の結晶で着色がみられるのはどれか。 1. シスチン 2. コレステロール 3. 尿酸アンモニウム 4. シュウ酸カルシウム 5. リン酸アンモニウムマグネシウム 6 / 100 第57回 AM6 成人の腰椎穿刺による脳脊髄液検査で異常所見はどれか。 2つ選べ。 1. 髄液圧 115mmH₂O 2. 外観 淡黄色 3. 糖 70mg/dl 4. 蛋白 65mg/dl 5. クロール 123mEq/l 7 / 100 第57回 AM7 糞便の性状と疾患の組合せで正しいのはどれか。 2つ選べ。 1. 脂肪便—慢性膵炎 2. 粘血便— 潰瘍性大腸炎 3. 緑色便—総胆管結石 4. タール便—直腸癌 5. 白色水様便—腸チフス 8 / 100 第57回 AM8 幼虫移行症はどれか。 2つ選べ。 1. 顎口虫症 2. 横川吸虫症 3. ズビニ鉤虫症 4. マンソン孤虫症 5. 東洋毛様線虫症 9 / 100 第57回 AM9 STD〈性行為感染症〉の病原体となるのはどれか。 2つ選べ。 1. 無鉤条虫 2. ケジラミ 3. クラミジア 4. 広東住血線虫 5. トキソプラズマ 10 / 100 第57回 AM10 糞便中に検出された虫卵 (30×15μm) (別冊No.1) を別に示す。正しいのはどれか。 No.1 1. 肝蛭 2. 肝吸虫 3. 横川吸虫 4. 日本住血吸虫 5. ウエステルマン肺吸虫 11 / 100 第57回 AM11 成人の一次救命処置で正しいのはどれか。 1. 胸骨上端で胸骨圧迫を行う。 2. 頭部を後屈して気道を確保する。 3. 体を大きく揺すって意識を確認する。 4. 胸骨圧迫と人工呼吸を10:2の比率で行う。 5. 医師の不在時には自動体外式除細動器〈AED〉を使用しない。 12 / 100 第57回 AM12 性的接触によって感染・発症するのはどれか。 1. MRSA腸炎 2. アメーバ大腸炎 3. サルモネラ腸炎 4. カンピロバクター腸炎 5. 腸管出血性大腸菌感染症 13 / 100 第57回 AM13 疾患と臨床症状の組合せで正しいのはどれか。 1. 強皮症—蝶形紅斑 2. Behçet病—レイノー現象 3. リウマチ熱—ブドウ膜炎 4. Sjögren症候群—口腔乾燥 5. 全身性エリテマトーデス—陰部潰瘍 14 / 100 第57回 AM14 正しい組合せはどれか。 1. 肺塞栓症—Dダイマー上昇 2. 気管支喘息—β₂-ミクログロブリン上昇 3. 若年性肺気腫—アンジオテンシン変換酵素上昇 4. サルコイドーシス—IgE上昇 5. 特発性間質性肺炎—α₁-アンチトリプシン低下 15 / 100 第57回 AM15 尿試験紙法で潜血反応が陽性、かつ、 尿沈渣で赤血球が陰性の場合に考えられる疾患はどれか。 1. IgA腎症 2. 腎臓結石 3. 腎細胞癌 4. 細菌性膀胱炎 5. 発作性夜間ヘモグロビン尿症 16 / 100 第57回 AM16 臨床検査技師が業として行うことができるのはどれか。 1. 眼底写真検査の際の散瞳薬投与 2. 筋電図検査の際の針電極の穿刺 3. 血液ガス分析のための動脈血採血 4. 眼振電図検査の際の冷水による刺激 5. トレッドミル運動負荷試験のための電極装着 17 / 100 第57回 AM17 正しいのはどれか。 2つ選べ。 1. 左室容積は拡張末期に最大となる。 2. 左冠動脈の最大血流は駆出期に生じる。 3. 緩速充満期は心電図のST部分に一致する。 4. 等容収縮期の開始は僧帽弁閉鎖に一致する。 5. 急速充満期の開始は大動脈弁開放に一致する。 18 / 100 第57回 AM18 心電計について誤っているのはどれか。 1. 時定数は3.2秒である。 2. 電極の分極電圧は高い方がよい。 3. 心電計の増幅度は60dB以上である。 4. インスト回路は過大な信号を遮断する。 5. 被検者保護ヒューズの容量は5mAである。 19 / 100 第57回 AM19 トレッドミル運動負荷試験で正しいのはどれか。 2つ選べ。 1. 検査中は血圧測定を行う。 2. 多源性期外収縮が出現しても継続する。 3. 負荷法にはBruce法が一般的に用いられる。 4. 目標心拍数は年齢、身長および性別から求める。 5. STが2mm低下しても自覚症状がなければ継続する。 20 / 100 第57回 AM20 心電図(別冊No. 2) を別に示す。 考えられるのはどれか。 No. 2 1. 前壁中隔梗塞 2. 高位側壁梗塞 3. 下壁梗塞 4. 後壁梗塞 5. 後壁側壁梗塞 21 / 100 第57回 AM21 安静換気を行っている坐位の健常人において正しいのはどれか。 1. 肺動脈圧は肺尖部よりも肺底部で高い。 2. 胸腔内の気道内圧は肺底部よりも肺尖部で高い。 3. 単位肺気量当たりの肺の血流量は肺底部よりも肺尖部で大である。 4. 単位肺気量当たりの肺の換気量は肺底部よりも肺尖部で大である。 5. 単位肺気量当たりの肺の換気血流比は肺尖部よりも肺底部で高い。 22 / 100 第57回 AM22 フローボリューム曲線を得るための検査で正しいのはどれか。 1. 複数回の測定結果からピークが最小のものを選ぶ。 2. 最大吸気位から残気量位までゆっくりと呼出させる。 3. 閉塞性換気障害がある場合には呼出時間を短くさせる。 4. 気管支喘息患者では測定と測定との間に休憩をとらせる。 5. 口呼吸が可能な被検者にはノーズクリップを使用しない。 23 / 100 第57回 AM23 クロージングボリューム〈CV〉測定における単一呼出曲線について正しいのはどれか。2つ選べ。 1. 第I相は死腔のみから呼出されるガスによる。 2. 第II相は肺胞のみから呼出されるガスによる。 3. 第III相で認められる振動は計測用の管の共振によって発生する。 4. 第IV相の傾きは第III相の傾きよりも大きい。 5. 第IV相はCV位から安静呼気〈FRC〉位までに相当する。 24 / 100 第57回 AM24 脳波(別冊No. 3)を別に示す。正しいのはどれか。 No. 3 1. 瞬目が認められる。 2. 意識障害患者の記録である。 3. 睡眠から覚醒したときの記録である。 4. サプレッションバーストが出現している。 5. 前頭葉に高振幅の異常δ波が出現している。 25 / 100 第57回 AM25 脳波の記録法で正しいのはどれか。 1. C₃は右中心部を示す。 2. 記録速度は3mm/sとする。 3. 光駆動反応は前頭部にみられやすい。 4. 時定数が小さいほど低周波が目立たなくなる。 5. 過呼吸によるビルドアップは高齢者で著明となる。 26 / 100 第57回 AM26 超音波像(別冊No. 4)を別に示す。 使用されている表示法はどれか。2つ選べ。 No. 4 1. Aモード法 2. Bモード法 3. Mモード法 4. カラードプラ法 5. パルスドプラ法 27 / 100 第57回 AM27 超音波検査でセクタ型探触子が適しているのはどれか。 1. 脳内血管 2. 頸動脈 3. 甲状腺 4. 乳腺 5. 下肢血管 28 / 100 第57回 AM28 無散瞳眼底検査について正しいのはどれか。 2つ選べ。 1. 検査室は明るくする。 2. 網膜剥離の診断に有用である。 3. 色覚異常の診断に有用である。 4. 片側の眼底を撮影した後、 直ちに対側の撮影を行う。 5. 画像の中心が黄斑部と視神経乳頭の中間点になるよう撮影位置を合わせる。 29 / 100 第57回 AM29 細胞内小器官とマーカー酵素の組合せで誤っているのはどれか。 1. 核—DNAポリメラーゼ 2. 小胞体—グルコース-6-ホスファターゼ 3. ゴルジ装置—グリコシルトランスフェラーゼ 4. リソソーム—カタラーゼ 5. ミトコンドリア—チトクロームオキシダーゼ 30 / 100 第57回 AM30 過酸化水素・ペルオキシダーゼ系呈色反応で誤っているのはどれか。 1. 検出感度を変更できる。 2. 終点分析法として用いられる。 3. 基質濃度の測定に用いられる。 4. 内因性干渉物質の消去が可能である。 5. 共存する還元性物質で正誤差を生じる。 31 / 100 第57回 AM31 2価の陽イオンとなるのはどれか。 2つ選べ。 1. カリウム 2. カルシウム 3. ナトリウム 4. マグネシウム 5. アルミニウム 32 / 100 第57回 AM32 アニオンギャップが開大するのはどれか。 2つ選べ。 1. 尿毒症 2. 高カルシウム血症 3. 乳酸アシドーシス 4. 低アルブミン血症 5. 高マグネシウム血症 33 / 100 第57回 AM33 グルコースについて正しいのはどれか。 2つ選べ。 1. 五炭糖に分類される。 2. 尿細管で再吸収される。 3. 脳ではグリコーゲンとして蓄えられる。 4. カテコラミンは血中濃度を低下させる。 5. 細胞内に取り込まれてエネルギー源となる。 34 / 100 第57回 AM34 遊離脂肪酸測定の酵素法に用いられるのはどれか。 1. カタラーゼ 2. グリセロキナーゼ 3. リポプロテインリパーゼ 4. アシルーCoA オキシダーゼ 5. グリセロール-3-リン酸オキシダーゼ 35 / 100 第57回 AM35 アルブミンよりも分子量が小さいのはどれか。 2つ選べ。 1. ハプトグロビン 2. セルロプラスミン 3. トランスフェリン 4. トランスサイレチン 5. β₂ーミクログロブリン 36 / 100 第57回 AM36 総蛋白の測定法と測定波長の組合せで正しいのはどれか。 1. 紫外部法—340nm 2. ピウレット法—750nm 3. Lowry〈ローリー〉法—545nm 4. ピロガロールレッド法—470nm 5. クマシーブリリアントブルー法—590nm 37 / 100 第57回 AM37 eGFR〈estimated glomerular filtration rate〉の計算に用いるのはどれか。 1. 身長 2. 体重 3. 尿量 4. 血清クレアチニン値 5. 尿中クレアチニン値 38 / 100 第57回 AM38 1モルの尿素からウレアーゼによって生成されるアンモニアのモル数はどれか。 1. 1/2モル 2. 1モル 3. 2モル 4. 3モル 5. 4モル 39 / 100 第57回 AM39 ビリルビン測定の酵素法で用いられる波長はどれか。 1. 280nm 2. 340nm 3. 450nm 4. 540nm 5. 660mm 40 / 100 第57回 AM40 乳酸デヒドロゲナーゼ 〈LD〉について正しいのはどれか。 2つ選べ。 1. 臓器特異性が高い。 2. 4量体として存在する。 3. 乳酸とクエン酸を変換する。 4. 細胞内濃度よりも血漿中の濃度が高い。 5. 急性心筋梗塞ではCKよりも長期間高値を示す。 41 / 100 第57回 AM41 血中でP型アミラーゼが上昇するのはどれか。 1. 肺炎 2. 卵巣癌 3. 慢性腎不全 4. 多発性骨髄腫 5. 急性耳下腺炎 42 / 100 第57回 AM42 ビタミンとその欠乏症の組合せで正しいのはどれか。 2つ選べ。 1. ビタミンA—夜盲症 2. ビタミンB₁—脚気 3. ビタミンB₁₂—溶血性貧血 4. ビタミンC—ペラグラ 5. ビタミンD—壊血病 43 / 100 第57回 AM43 ICG 試験 15分値(%)の基準範囲はどれか。 1. 0~10 2. 10~30 3. 30~50 4. 50~70 5. 70以上 44 / 100 第57回 AM44 蛋白質の生合成で誤っているのはどれか。 1. 転写は核内で行われる。 2. 翻訳はリポソームで行われる。 3. プロモーター領域に転写因子が結合する。 4. アミノアシルーtRNAの生合成にはATPが必要である。 5. 転写にはRNA依存性DNAポリメラーゼが必要である。 45 / 100 第57回 AM45 純漿液腺はどれか。 1. 耳下腺 2. 顎下腺 3. 舌下腺 4. 食道付属腺 5. 気管支付属腺 46 / 100 第57回 AM46 成人男性の臟器重量で正常範囲内のものはどれか。2つ選べ。 1. 脳 2,500g 2. 心臟 300g 3. 右肺 400g 4. 肝臟 600g 5. 脾臟 300g 47 / 100 第57回 AM47 小児期に好発しないのはどれか。 1. 膠芽腫 2. 網膜芽腫 3. 肝芽腫 4. 腎芽腫 5. 神經芽腫 48 / 100 第57回 AM48 傍側循環に起因するのはどれか。2つ選べ。 1. 脳梗塞 2. 食道靜脈瘤 3. 肺水腫 4. 大動脈粥狀硬化症 5. 痔核 49 / 100 第57回 AM49 正しい組合せはどれか。 2つ選べ。 1. 橋本病—副甲狀腺機能亢進 2. アジソン〈Addison〉病—副腎皮質機能亢進 3. バセドウ〈Basedow〉病—甲狀腺機能亢進 4. クッシング〈Cushing〉病—下垂体機能亢進 5. シモンズ〈Simmonds〉病—副腎髄質機能亢進 50 / 100 第57回 AM50 病理組織標本作製時の切り出しについて誤っているのはどれか。 1. 肉眼所見を記録する。 2. 薄切する面に印をつける。 3. 薄切する面ははさみで切る。 4. 小組織片はメッシュ袋を使用する。 5. 臓器はカバーガラスで被覆できる大きさに切り出す。 51 / 100 第57回 AM51 脱灰液として用いないのはどれか。 1. 硝酸 2. ギ酸 3. 硫酸 4. キレート剤 5. イオン交換樹脂 52 / 100 第57回 AM52 パラフィン切片薄切法について正しいのはどれか。 1. 通常引き角は45度である。 2. 逃げ角は30〜90度が適切である。 3. 刃角が大きくなると切れ味がよくなる。 4. 伸展器温度が低いほど薄切切片はよく広がる。 5. 通常のパラフィン切片の厚さは10μmである。 53 / 100 第57回 AM53 染色法について正しい組合せはどれか。2つ選べ。 1. 核酸—Masson trichrome染色 2. 脂質—Feulgen反応 3. 膠原線維—azan染色 4. 細網線維—toluidine blue染色 5. 弾性線維—Victoria blue染色 54 / 100 第57回 AM54 脂肪染色で正しいのはどれか。2つ選べ。 1. 親水性の封入剤を使用する。 2. 固定液は冷アセトンがよい。 3. Sudan III液は使用直前に濾過する。 4. Nile blue染色は中性脂肪を黄色に染める。 5. oil red O染色はパラフィン切片で染色できる。 55 / 100 第57回 AM55 生体内色素・ 顆粒と染色法の組合せで誤っているのはどれか。 1. メラニン—Masson-Fontana染色 2. 胆汁色素—Gmelin染色 3. ニッスル顆粒—orcein染色 4. リポフスチン—Schmorl染色 5. 神経内分泌顆粒—Grimelius染色 56 / 100 第57回 AM56 電子顕微鏡について誤っているのはどれか。 1. 試料はホルマリン固定する。 2. 透過型の試料は電子染色を行う。 3. 透過型は蛍光板を介して観察する。 4. 走査型の試料は薄切が不要である。 5. 走査型は試料表面の性状を観察する。 57 / 100 第57回 AM57 気管支擦過細胞診のPapanicolaou染色標本 (別冊No.5)を別に示す。考えられるのはどれか。 No.5 1. 腺癌 2. 小細胞癌 3. 大細胞癌 4. 扁平上皮癌 5. カルチノイド 58 / 100 第57回 AM58 病理解剖において臨床検査技師が行えないのはどれか。 1. 血液採取 2. 皮膚縫合 3. 肉眼標本の作製 4. 標本所見の記載 5. 死亡原因の特定 59 / 100 第57回 AM59 鉄を含むのはどれか。 2つ選べ。 1. フェリチン 2. ミオグロビン 3. ハプトグロビン 4. トランスコバラミン 5. プロトポルフィリン 60 / 100 第57回 AM60 ヘモグロビンで正しいのはどれか。 2つ選べ。 1. メトヘモグロビンは酸素結合能が高い。 2. pHが上昇すると酸素親和性が低下する。 3. ヘモグロビンFはアルカリ抵抗性が強い。 4. ヘムは赤芽球のミトコンドリア内で作られる。 5. ヘモグロビンAはα₂β₂ のポリペプチド鎖を有する。 61 / 100 第57回 AM61 血小板を活性化するのはどれか。 2つ選べ。 1. 一酸化窒素 2. トロンビン 3. コラーゲン 4. プロテインC 5. プロスタサイクリン 62 / 100 第57回 AM62 全自動血球計数装置について正しいのはどれか。 1. ヘマトクリット値は遠心沈殿法で測定する。 2. ヘモグロビン量はザーリー〈Sahli〉法で測定する。 3. 赤血球数は電気抵抗法やフローサイトメトリ法で測定する。 4. 平均赤血球容積〈MCV〉はヘマトクリット値と赤血球数とで算出する。 5. 赤血球粒度分布幅〈RDW〉は赤血球サイズの標準偏差と赤血球数とで算出する。 63 / 100 第57回 AM63 成人の骨髄検査で異常値はどれか。 1. 有核細胞数 14万/μl 2. 骨髄芽球 1.1% 3.前赤芽球 4.5% 4. 巨核球数 110/μl 5. M-E比 3.0 64 / 100 第57回 AM64 汎血球減少がみられないのはどれか。 1. 腎性貧血 2. 悪性貧血 3. 抗癌剤投与後 4. 再生不良性貧血 5. 発作性夜間ヘモグロビン尿症 65 / 100 第57回 AM65 42歳の男性。1年前の健康診断で白血球増多を指摘されたが放置していた。今回の健康診断で白血球45,000/μl、赤血球520万/μl、Ht48%、血小板48万/μl。脾腫がみられる。予想される所見はどれか。2つ選べ。 1. 好酸球減少 2. 血清LD高値 3. 赤血球連銭形成 4. 血清ビタミンB₁₂低値 5. BCR-ABLキメラ遺伝子の検出 66 / 100 第57回 AM66 44歳の女性。 1週前から下肢に紫斑が出現した。 昨日から鼻出血と口腔内血腫とを認めたため来院した。血液所見:白血球800/μl、Hb8.6g/dl、血小板4.3万/μl。骨髄塗抹のWright - Giemsa染色標本(別冊No. 6A)とペルオキシダーゼ 〈POX〉 染色標本(別冊No. 6B)とを別に示す。この患者で予想される検査所見はどれか。 No. 6A No. 6B 1. FDP高値 2. クームス試験陽性 3. 血清フェリチン低下 4. 尿中Bence Jones蛋白陽性 5. 可溶性インターロイキン2受容体高値 67 / 100 第57回 AM67 先天性血栓性素因はどれか。 2つ選べ。 1. 血友病B 2. プロテインS欠損症 3. アレルギー性紫斑病 4. アンチトロンビン欠損症 5. プラスミンインヒビター欠損症 68 / 100 第57回 AM68 偏性好気性菌はどれか。 2つ選べ。 1. Acinetobacter baumannii 2. Haemophilus influenzae 3. Legionella pneumophila 4. Staphylococcus aureus 5. Streptococcus pyogenes 69 / 100 第57回 AM69 Wirtz 〈ウィルツ〉法による芽胞染色標本 (別冊No. 7 ①~⑤) を別に示す。 芽胞はどれか。2つ選べ。 No. 7 1. ① 2. ② 3. ③ 4. ④ 5. ⑤ 70 / 100 第57回 AM70 Campylobacter 属の培養ガスの組成で正しいのはどれか。 1. N₂(95%)、CO₂(5%)、O₂(0%) 2. N₂(90%)、CO₂(5%)、O₂(5%) 3. N₂(80%)、CO₂(0%)、O₂(20%) 4. N₂(76%)、CO₂(5%)、O₂(19%) 5. N₂(75%)、CO₂(0%)、O₂(25%) 71 / 100 第57回 AM71 細胞壁合成阻害作用をもつ抗菌薬はどれか。 2つ選べ。 1. アンピシリン 2. ゲンタマイシン 3. ノルフロキサシン 4. ホスホマイシン 5. ミノサイクリン 72 / 100 第57回 AM72 感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律〈感染症法〉 で三類感染症に指定されているのはどれか。 1. アメーバ赤痢 2. ボツリヌス症 3. クリプトスポリジウム症 4. 腸管出血性大腸菌感染症 5. ノロウイルスによる感染性胃腸炎 73 / 100 第57回 AM73 Haemophilus influenzae について誤っているのはどれか。 1. グラム陰性桿菌である。 2. 軟性下癖の原因菌になる。 3. 発育因子としてヘミンが必要である。 4. アンピシリン耐性菌が近年増加傾向にある。 5. 脳脊髄液から分離される株は莢膜b型が多い。 74 / 100 第57回 AM74 Bacteroides fragilis について正しいのはどれか。 1. 黒色色素を産生する。 2. インドール陽性である。 3. カタラーゼ陰性である。 4. 20%胆汁培地に発育する。 5. アミノグリコシドに感性を示す。 75 / 100 第57回 AM75 黒色真菌はどれか。 2つ選べ。 1. Aspergillus spp. 2. Cladosporium spp. 3. Fonsecaea spp. 4. Fusarium spp. 5. Penicillium spp. 76 / 100 第57回 AM76 2009年に流行した新型インフルエンザウイルスの抗原型はどれか。 1. H1N1 2. H2N2 3. H3N2 4. H5N1 5. H7N1 77 / 100 第57回 AM77 腸内細菌科の細菌をTSI培地とSIM培地とに接種して1昼夜培養した結果(別冊No.8)別に示す。考えられる細菌はどれか。 No.8 1. Klebsiella pneumoniae 2. Proteus mirabilis 3. Salmonella Enteritidis 4. Serratia marcescens 5. Shigella dysenteriae 78 / 100 第57回 AM78 結核菌を検出するのに適切なのはどれか。 1. Gram〈グラム〉染色 2. Neisser〈ナイセル〉染色 3. Giménez〈ヒメネス〉染色 4. Grocott〈グロコット〉染色 5. auramine〈オーラミン〉染色 79 / 100 第57回 AM79 正しい組合せはどれか。 1. T細胞—C3bレセプター 2. B細胞—遅延型アレルギー 3. NK細胞—表面免疫グロブリン 4. 樹状細胞—抗原提示 5. ヘルパーT細胞—MHCクラスII抗原 80 / 100 第57回 AM80 補体の古典経路と第2〈副〉経路の両方に必要なイオンはどれか。 1. カリウム 2. マンガン 3. カルシウム 4. アルミニウム 5. マグネシウム 81 / 100 第57回 AM81 誤っている組合せはどれか。 1. 溶血反応—Donath-Landsteiner反応 2. 二重免疫拡散法—抗ENA抗体検査 3. 間接蛍光抗体法—抗核抗体検査 4. ラテックス凝集法—アレルゲン特異IgE検査 5. 間接赤血球凝集反応—梅毒トレポネーマ抗体検査 82 / 100 第57回 AM82 臓器特異性の高い腫瘍マーカーはどれか。2つ選べ。 1. PIVKA-II 2. CA19-9 3. CEA 4. PSA 5. SCC 83 / 100 第57回 AM83 ハチに刺された後、ショックに陥った。この病態を媒介するのはどれか。 1. IgA 2. IgD 3. IgE 4. IgG 5. IgM 84 / 100 第57回 AM84 正しい組合せはどれか。 2つ選べ。 1. 抗サイログロブリン抗体—重症筋無力症 2. 抗ミトコンドリア抗体—原発性胆汁性肝硬变 3. 抗U1-RNP抗体—混合性結合組織病〈MCTD〉 4. 抗内因子抗体—1型糖尿病 5. 抗Sm抗体—皮膚筋炎 85 / 100 第57回 AM85 CRPの産生を促すのはどれか。 1. インターロイキン2〈IL-2〉 2. インターロイキン5〈IL-5〉 3. インターロイキン6〈IL-6〉 4. インターロイキン8〈IL-8〉 5. インターロイキン10〈IL-10〉 86 / 100 第57回 AM86 検査材料の取扱いで正しいのはどれか。 1. 免疫電気泳動用の血清は不活化して使用する。 2. クリオグロブリン検査用の血液は37℃に保つ。 3. 血清補体価〈CH₅₀〉測定用の血清は4℃で保存する。 4. 寒冷凝集反応用の血液は血清分離まで4℃に保つ。 5.ウイルス中和反応用の血清はアジ化ナトリウムを加えて保存する。 87 / 100 第57回 AM87 血清の免疫電気泳動像(別冊No. 9) を別に示す。考えられるのはどれか。 No. 9 1. H鎖病 2. IgA型多発性骨髄腫 3. IgG型多発性骨髄腫 4. Bence Jones型多発性骨髄腫 5. 原発性マクログロブリン血症 88 / 100 第57回 AM88 ABO 血液型検査で血清 (血漿)側の原因によってオモテウラ不一致となるのはどれか。2つ選べ。 1. Bm型 2. 後天性B 3. 汎血球凝集 4. 不規則抗体 5. 重症複合免疫不全症 89 / 100 第57回 AM89 中和抗体はどれか。 2つ選べ。 1. HAV抗体 2. HBc抗体 3. HBe抗体 4. HBs抗体 5. HCV抗体 90 / 100 第57回 AM90 世界保健機関(WHO) 憲章では、「健康とは、身体的にも精神的にも□□的にも完全に良好な状態をいい、単に病気がないとか病弱でないということではない」と定義している。□□に入る言葉はどれか。 1. 経済 2. 衛生 3. 機能 4. 社会 5. 家庭 91 / 100 第57回 AM91 疾病予防の概念における二次予防はどれか。 1. BCG接種 2. 禁煙指導 3. 人間ドック 4. 職場の作業条件改善 5. リハビリテーション 92 / 100 第57回 AM92 近年の我が国の乳児死亡原因で最も多いのはどれか。 1. 感染症 2. 不慮の事故 3. 呼吸器障害 4. 乳幼児突然死症候群 5. 先天奇形、変形及び染色体異常 93 / 100 第57回 AM93 コホート研究と比較して患者対照研究の特徴で正しいのはどれか。 1. 観察期間は長い。 2. 要する労力や費用は多い。 3. 寄与危険度が計算できる。 4. 指標として相対危険度を用いる。 5. まれな疾患の研究に適している。 94 / 100 第57回 AM94 紫外線で誤っているのはどれか。 1. 熱射病の原因となる。 2. 電気性眼炎の原因となる。 3. 体内ビタミンDを活性化する。 4. 殺菌効果は波長によって異なる。 5. 光化学オキシダントの発生の原因となる。 95 / 100 第57回 AM95 生体組織に100Hzの電流が流れたとき、 導電率(mS/cm)が最も大きいのはどれか。 1. 肝臓 2. 血液 3. 骨格筋 4. 脂肪 5. 頭蓋骨 96 / 100 第57回 AM96 増幅器の時定数で誤っているのはどれか。 1. 回路の抵抗値と静電容量の積に等しい。 2. 低域遮断周波数が規定される。 3. 基線動揺の抑制に効果がある。 4. 商用交流雑音を軽減させる。 5. 過渡応答に関与する。 97 / 100 第57回 AM97 医用電気機器の安全基準である JIS T 0601-1に規定されている 「CF形装着部における単一故障状態での患者漏れ電流-I」の許容値(mA) はどれか。 1. 0.01 2. 0.05 3. 0.1 4. 0.5 5. 1.0 98 / 100 第57回 AM98 2バイトで表すことができる情報の個数として正しいのはどれか。 1. 2⁴ 2. 2⁸ 3. 2¹⁶ 4. 2³² 5. 2⁶⁴ 99 / 100 第57回 AM99 データベースの利用例はどれか。 2つ選べ。 1. オペレーティングシステム 2. ワードプロセッサ 3. 検査情報システム 4. ファームウェア 5. 電子カルテ 100 / 100 第57回 AM100 条件によって2つ以上に分岐する処理を表すフローチャートの記号はどれか。 1 2 3 4 5 あなたのスコアは 0% クイズを再開する 出典:厚生労働省ホームページ第57回臨床検査技師国家試験問題および正答についてhttps://www.mhlw.go.jp/topics/2011/04/tp0414-5.html 過去問 よかったらシェアしてね! URLをコピーしました! URLをコピーしました! 第56回午後 臨床検査技師国家試験 【本番形式問題演習】 第57回午後 臨床検査技師国家試験 【本番形式問題演習】 この記事を書いた人 臨検王 関連記事 臨床検査技師国家試験 過去問演習【本番形式問題演習】 2025年6月20日 第71回午後 臨床検査技師 国家試験 【本番形式問題演習】 2025年6月20日 第71回午前 臨床検査技師国家試験 【本番形式問題演習】 2025年6月20日 第70回午後 臨床検査技師国家試験 【本番形式問題演習】 2025年6月20日 第70回午前 臨床検査技師国家試験 【本番形式問題演習】 2025年6月20日 第69回午後 臨床検査技師国家試験 【本番形式問題演習】 2025年6月20日 第69回午前 臨床検査技師国家試験 【本番形式問題演習】 2025年6月20日 第68回午後 臨床検査技師国家試験 【本番形式問題演習】 2025年6月20日