臨床検査技師の国家試験ではクレアチニンの臨床的意義の問題が過去10年間で2回出題されています。
クレアチニンが上昇するものと低下するものをそれぞれ1回ずつ出題されているので覚えていきましょう。
第72回臨床検査技師国家試験を受験する方には是非得点してほしい頻出問題です。
目次
クレアチニンの臨床的意義
クレアチニンの臨床的意義
上昇
・腎不全
・うっ血性心不全
・先端巨大症
・脱水
低下
・尿崩症
・妊娠
・筋ジストロフィ
過去問を解いてみよう!
では実際に過去10年分の国家試験(第62~71回臨床検査技師国家試験)からクレアチニンの臨床的意義について出題された問題を2問解いてみよう!
出典:厚生労働省ホームページ
第65回臨床検査技師国家試験問題および正答について
https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp190415-07.html
第71回臨床検査技師国家試験問題および正答についてhttps://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-07.html
問題が解き終わったら下の解答・解説を読んで理解を深めよう!
もし1問でも間違えてしまったら全問正解出来るまで何度でもチャレンジしよう!
過去問の解答・解説
第65回 AM39
血清クレアチニンが上昇するのはどれか。2つ選べ。
1.脱 水
2.妊 娠
3.尿崩症
4.うっ血性心不全
5.筋ジストロフィ
解答:1・4
解答は1の脱水と4のうっ血性心不全です。2の妊娠、3の尿崩症、5の筋ジストロフィはクレアチニンが低下するため誤りです。
第71回 AM35
血清クレアチニンが低下するのはどれか。
1.脱 水
2.妊 娠
3.腎不全
4.先端巨大症
5.うっ血性心不全
解答:2
解答は2の妊娠です。1の脱水、3の腎不全、4の先端巨大症、5のうっ血性心不全はクレアチニンが上昇するため誤りです。