第65回午後臨床検査技師国家試験【本番形式問題演習】

2025年5月10日2025年5月18日

1 / 100

第65回 PM1
全血を室温で放置した場合、時間とともに低下するのはどれか。

1．LD

2．AST

3．血清鉄

4．カリウム

5．グルコース

2 / 100

第65回 PM2
試験紙法で尿蛋白が陽性のとき原因として誤っているのはどれか。

1．妊娠

2．発熱

3．強酸性尿

4．激しい運動後

5．起立性腎うっ血

3 / 100

第65回 PM3
昆虫で媒介されないのはどれか。

1．マラリア

2．フィラリア症

3．トリコモナス症

4．トリパノソーマ症

5．リーシュマニア症

4 / 100

第65回 PM4
真核生物の rRNA でないのはどれか。

1． 5S rRNA

2．5.8S rRNA

3． 16S rRNA

4． 18S rRNA

5． 28S rRNA

5 / 100

第65回 PM5
ベッドのシーツに付着していた虫体(体長 0.4 mm)の写真(別冊No. 1)を別に示す。この虫が引き起こすのはどれか。

No. 1

1．疥癬

2．ペスト

3．発疹チフス

4．ツツガムシ病

5．重症熱性血小板減少症候群

6 / 100

第65回 PM6
健常者の脳脊髄液中の値が新生児で成人より高いのはどれか。

1．糖

2．IgG

3．蛋白

4．細胞数

5．クロール

7 / 100

第65回 PM7
腹水検査で滲出液を示唆する所見はどれか。

1．LD 140 U/L

2．比重 1.014

3．細胞数 15 個/μL

4．蛋白濃度 4.5 g/dL

5．細胞成分中皮細胞主体

8 / 100

第65回 PM8
蛋白漏出性胃腸症の診断に有用な糞便検査はどれか。

1．pH

2．ヘモグロビン

3．カルプロテクチン

4．トランスフェリン

5．α1-アンチトリプシン

9 / 100

第65回 PM9
PCR 産物のアガロースゲル電気泳動で非特異的なバンドが見られた場合、対応法として試みるべきなのはどれか。

1．サイクル数を増やす。

2．Mg²⁺の濃度を上げる。

3．サンプルの量を増やす。

4．プライマーの量を増やす。

5．アニーリング温度を上げる。

10 / 100

第65回 PM10
ヒトの減数分裂の接合期に生じる染色体の変化で正しいのはどれか。

1．染色体数が半減する。

2．相同染色体が対合する。

3．凝縮し長い糸状に変化する。

4．相同染色体間の交差が生じる。

5．キアズマが明瞭に観察される。

11 / 100

第65回 PM11
高尿酸血症について正しいのはどれか。

1．偽痛風と関連する。

2．尿管結石の原因となる。

3．男性に比べて女性に多い。

4．診断基準は9mg/dL 以上である。

5．尿酸排泄低下型に比べて尿酸産生過剰型が多い。

12 / 100

第65回 PM12
急性心筋梗塞の診断に用いられないのはどれか。

1．CK-MB

2．ミオグロビン

3．心筋トロポニン T〈cTnT〉

4．心臓型脂肪酸結合蛋白〈H-FABP〉

5．脳性ナトリウム利尿ペプチド〈BNP〉

13 / 100

第65回 PM13
疾患と検査所見の組合せで正しいのはどれか。

1．腎性貧血ー赤血球浸透圧抵抗性減弱

2．サラセミアー直接 Coombs 試験陽性

3．遺伝性球状赤血球症ーHbF 高値

4．自己免疫性溶血性貧血ー血清エリスロポエチン低下

5．発作性夜間ヘモグロビン尿症ー抹消血球細胞表面 CD55 欠損

14 / 100

第65回 PM14
性染色体異常を伴うのはどれか。2つ選べ。

1．Angelman 症候群

2．DiGeorge 症候群

3．Down 症候群

4．Klinefelter 症候群

5．Turner 症候群

15 / 100

第65回 PM15
自己免疫疾患でないのはどれか。

1．悪性貧血

2．皮膚筋炎

3．重症筋無力症

4．慢性肉芽腫症

5．慢性甲状腺炎〈橋本病〉

16 / 100

第65回 PM16
心電図の波形とその成り立ちの組合せで正しいのはどれか。

1．P 波ー心房の再分極

2．QRS 波ー心房の脱分極

3．T 波ー心室の再分極

4．PR 時間ー洞房伝導時間

5．QT 時間ー電気的拡張時間

17 / 100

第65回 PM17
心電図（別冊No. 2）を別に示す。梗塞部位はどれか。

No. 2

1．前壁

2．前壁中隔

3．側壁

4．下壁

5．後壁

18 / 100

第65回 PM18
Holter 心電図検査で正しいのはどれか。2つ選べ。

1．胸骨上への電極装着は避ける。

2．単極誘導が用いられる。

3．NASA 誘導では CM5 誘導より P 波がみやすい。

4．記録中の ST は体位により変化しない。

5．狭心症の診断に有用である。

19 / 100

第65回 PM19
脈波伝播速度〈PWV〉で正しいのはどれか。

1．加齢により減少する。

2．血圧の影響は受けない。

3．男性と比べ女性が高値を示す。

4．上下肢にカフを巻いて行う検査法がある。

5．低値のとき心血管疾患発症リスクが高まる。

20 / 100

第65回 PM20
検査項目と測定方法の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。

1．残気量ースパイロメトリ

2．機能的残気量ー1回呼吸法

3．ピークフローーフローボリューム曲線

4．肺拡散能〈DLCO〉ーガス希釈法

5．クロージングボリュームー単一窒素呼出曲線

21 / 100

第65回 PM21
フローボリューム曲線（別冊No. 3）を別に示す。肺線維症はどれか。

No. 3

1．A

2．B

3．C

4．D

5．E

22 / 100

第65回 PM22
生体内の平均的な音速［m/s］に最も近いのはどれか。

1． 500

2．1,500

3．2,500

4．3,500

5．4,500

23 / 100

第65回 PM23
健常成人の超音波検査で得られた腹部の B モード像（別冊No. 4）を別に示す。矢印で示すのは何か。

No. 4

1．腎臓

2．膵臓

3．胆囊

4．脾臓

5．副腎

24 / 100

第65回 PM24
健常女性の骨盤腔超音波検査で最も背側に観察されるのはどれか。

1．腟

2．子宮

3．直腸

4．膀胱

5．卵巣

25 / 100

第65回 PM25
超音波検査で体表からの観察に用いる周波数が最も低い探触子を使用する臓器はどれか。

1．乳腺

2．心臓

3．肝臓

4．膵臓

5．膀胱

26 / 100

第65回 PM26
甲状腺右葉の超音波 B モード像（a）及びパワードプラ像（b）（別冊No. 5）を別に示す。最も考えられるのはどれか。

No. 5

1．Basedow 病

2．副甲状腺腫大

3．亜急性甲状腺炎

4．腺腫様甲状腺腫

5．慢性甲状腺炎〈橋本病〉

27 / 100

第65回 PM27
単純糖尿病網膜症にみられない眼底所見はどれか。

1．白斑

2．血管新生

3．点状出血

4．限局性浮腫

5．網膜血管瘤

28 / 100

第65回 PM28
針筋電図検査の対象とならない病態はどれか。

1．筋萎縮

2．筋力低下

3．過剰筋収縮

4．高 CK 血症

5．ミオクローヌス

29 / 100

第65回 PM29
血清遊離脂肪酸が低下するのはどれか。

1．夜間

2．空腹時

3．ヘパリン静注

4．インスリン投与

5．ステロイド療法

30 / 100

第65回 PM30
グリセロリン脂質でないのはどれか。

1．レシチン

2．セファリン

3．リゾレシチン

4．スフィンゴミエリン

5．ホスファチジルセリン

31 / 100

第65回 PM31
脂質異常症の WHO 分類とその原因の組合せで正しいのはどれか。

1．Ⅰーレシチンコレステロールアシルトランスフェラーゼ〈LCAT〉

2．Ⅱーリポ蛋白リパーゼ〈LPL〉

3．Ⅲーアポリポ蛋白 E

4．ⅣーLDL 受容体

5．Ⅴーコレステロールエステル転送蛋白（CETP）

32 / 100

第65回 PM32
日本臨床化学会〈JSCC〉勧告法による血清 CK 活性測定において、反応液中のD-グルコースが分間あたり 0.9 mg 反応した。この血清の CK 活性［U/L］はどれか。ただし、D-グルコースの分子量 180、血清量 10 μL、試薬量 290 μL とする。

1． 15

2． 27

3． 150

4． 270

5．1,500

※この問題は不適切問題です。選択肢の中に正解がありません。

33 / 100

第65回 PM33
血清総蛋白 5.0 g/dL、血清アルブミン 2.5 g/dL、尿蛋白 500 mg/dL であった。考えられるのはどれか。

1．肝硬変

2．慢性炎症

3．多発性骨髄腫

4．ネフローゼ症候群

5．無 γ-グロブリン血症

34 / 100

第65回 PM34
酵素の国際単位の算出に必要ないのはどれか。

1．血清量

2．最終液量

3．測定波長

4．モル吸光係数

5．1分間の吸光度変化量

35 / 100

第65回 PM35
分光光度法において共存物質の影響試験の対象となるのはどれか。2つ選べ。

1．過酸化水素

2．ヘモグロビン

3．アスコルビン酸

4．アスパラギン酸

5．ペルオキシダーゼ

36 / 100

第65回 PM36
尿酸の酵素法試薬に含まれているのはどれか。2つ選べ。

1．ウリカーゼ

2．ウレアーゼ

3．キサンチン

4．アラントイン

5．ペルオキシダーゼ

37 / 100

第65回 PM37
日本臨床化学会〈JSCC〉勧告法で吸光度の減少から活性値を求めるのはどれか。2つ選べ。

1．CK

2．LD

3．AST

4．アミラーゼ

5．コリンエステラーゼ

38 / 100

第65回 PM38
水溶性ビタミンはどれか。

1．カルシフェロール

2．トコフェロール

3．メナキノン

4．リボフラビン

5．レチノール

39 / 100

第65回 PM39
骨格筋でアンモニアが結合して生成するのはどれか。

1．アルギニン

2．オルニチン

3．グルタミン

4．シトルリン

5．カルバモイルリン酸

40 / 100

第65回 PM40
骨形成マーカーはどれか。2つ選べ。

1．オステオカルシン〈OC〉

2．デオキシピリジノリン〈DPD〉

3．骨型アルカリホスファターゼ〈BAP〉

4．I 型コラーゲン架橋 N-テロペプチド〈NTX〉

5．酒石酸抵抗性酸性ホスファターゼ活性〈TRAcP-5b〉

41 / 100

第65回 PM41
バゾプレシンが低下するのはどれか。

1．脱水症

2．肝硬変症

3．腎性尿崩症

4．中枢性尿崩症

5．ADH 不適合分泌症候群〈SIADH〉

42 / 100

第65回 PM42
低栄養状態で高値を示すのはどれか。

1．レプチン

2．アルブミン

3．成長ホルモン

4．コリンエステラーゼ

5．遊離トリヨードサイロニン〈FT3〉

43 / 100

第65回 PM43
糖タンパク質ホルモンはどれか。2つ選べ。

1．サイロキシン

2．成長ホルモン

3．プロラクチン

4．黄体形成ホルモン

5．甲状腺刺激ホルモン

44 / 100

第65回 PM44
血漿レニン活性が低値を示すのはどれか。

1．脱水

2．Addison 病

3．利尿薬服用

4．腎血管性高血圧症

5．原発性アルドステロン症

45 / 100

第65回 PM45
分子標的薬投与の決定に HER2 を用いるのはどれか。

1．乳癌

2．大腸癌

3．悪性黒色腫

4．非小細胞肺癌

5．消化管間質腫瘍〈GIST〉

46 / 100

第65回 PM46
透過型電子顕微鏡標本作製法と試薬の組合せで正しいのはどれか。

1．固定ーホルマリン

2．脱水ーエタノール

3．置換ーキシレン

4．包埋ーパラフィン

5．電子染色ータンニン酸

47 / 100

第65回 PM47
細胞学的検査法で乾燥固定を行うのはどれか。2つ選べ。

1．PAS 反応

2．Giemsa 染色

3．Alcian blue 染色

4．Papanicolaou 染色

5．ペルオキシダーゼ染色

48 / 100

第65回 PM48
ホルマリンについて誤っているのはどれか。

1．発がん性がある。

2．遮光して保存する。

3．医薬用外劇物である。

4．酸化によりクエン酸を生じる。

5．ホルマリン原液は酸性である。

49 / 100

第65回 PM49
間質性肺炎の原因として誤っているのはどれか。

1．薬剤

2．膠原病

3．放射線照射

4．ウイルス感染

5．肺動脈血栓塞栓症

50 / 100

第65回 PM50
左心不全症例の肺の特殊染色標本（別冊No. 6）を別に示す。染色法はどれか。

No. 6

1．Alcian blue 染色

2．Berlin blue 染色

3．methylene blue 染色

4．Nile blue 染色

5．toluidine blue 染色

51 / 100

第65回 PM51
喀痰細胞診の Papanicolaou 染色標本（別冊No. 7）を別に示す。出現している細胞はどれか。

No. 7

1．リンパ球

2．肺胞組織球

3．小細胞癌細胞

4．気管支上皮細胞

5．扁平上皮癌細胞

52 / 100

第65回 PM52
病理解剖において臨床検査技師が実施できないのはどれか。

1．開頭

2．皮膚の縫合

3．臓器重量の測定

4．細菌培養検体の採取

5．遺族への剖検所見の説明

53 / 100

第65回 PM53
ホルムアルデヒドを含む固定液はどれか。

1．PLP 液

2．ブアン〈Bouin〉液

3．カルノア〈Carnoy〉液

4．ツェンカー〈Zenker〉液

5．ザンボーニ〈Zamboni〉液

54 / 100

第65回 PM54
がん遺伝子はどれか。

1．APC

2．BRCA1

3．RAS

4．RB

5．TP53〈p53〉

55 / 100

第65回 PM55
脂質の染色法でないのはどれか。

1．Congo red 染色

2．Nile blue 染色

3．oil red O 染色

4．Sudan black B 染色

5．Sudan Ⅲ染色

56 / 100

第65回 PM56
肉芽腫性炎はどれか。

1．急性膵炎

2．腎盂腎炎

3．気管支肺炎

4．サルコイドーシス

5．急性ウイルス性肝炎

57 / 100

第65回 PM57
病理組織標本の偏光顕微鏡観察が有用なのはどれか。2つ選べ。

1．メラニン

2．アミロイド

3．ケイ酸結晶

4．ビリルビン

5．ヘモジデリン

58 / 100

第65回 PM58
細胞診検体処理法のうち集細胞法でないのはどれか。

1．圧挫法

2．遠心沈殿法

3．フィルター法

4．自動細胞収集法

5．セルブロック法

59 / 100

第65回 PM59
伝染性単核球症でみられる異型リンパ球の説明として正しいのはどれか。

1．ウイルスが感染した B 細胞である。

2．ウイルスを攻撃する NK 細胞である。

3．活性化した T 細胞である。

4．腫瘍化したリンパ腫細胞である。

5．未分化なリンパ芽球である。

60 / 100

第65回 PM60
血小板無力症で異常となるのはどれか。

1．凝固時間

2．血小板数

3．血小板粘着能

4．ADP 血小板凝集能

5．リストセチン血小板凝集能

61 / 100

第65回 PM61
赤血球の異常所見はどれか。2つ選べ。

1．Cabot 環

2．Auer 小体

3．Döhle 小体

4．Russell 小体

5．Schüffner 斑点

62 / 100

第65回 PM62
細胞と表面抗原の組合せで誤っているのはどれか。

1．幹細胞ーCD33

2．巨核球ーCD41

3．単球ーCD14

4．B 細胞ーCD19

5．NK 細胞ーCD56

63 / 100

第65回 PM63
骨髄穿刺液の May-Giemsa 染色標本（別冊No. 8）を別に示す。考えられるのはどれか。

No. 8

1．慢性骨髄性白血病〈CML〉

2．急性単球性白血病〈AMoL〉

3．急性リンパ性白血病〈ALL〉

4．急性前骨髄球性白血病〈APL〉

5．大顆粒リンパ球性白血病〈LGL〉

64 / 100

第65回 PM64
抹消血の May-Giemsa 染色標本（別冊No. 9）を別に示す。考えられるのはどれか。

No. 9

1．サラセミア

2．溶血性貧血

3．鉄芽球性貧血

4．再生不良性貧血

5．巨赤芽球性貧血

65 / 100

第65回 PM65
骨髄穿刺液の May-Giemsa 染色標本（別冊No. 10）を別に示す。診断にあたり、ペルオキシダーゼ染色と合わせて必要となるのはどれか。

No. 10

1．鉄染色

2．PAS 染色

3．エステラーゼ染色

4．酸ホスファターゼ染色

5．アルカリホスファターゼ染色

66 / 100

第65回 PM66
血算で赤血球 250 万/μL、Hb 5.0 g/dL、Ht 18％、白血球 3,500/μL、血小板40 万/μL であった。考えられるのはどれか。

1．腎性貧血

2．鉄欠乏性貧血

3．再生不良性貧血

4．自己免疫性溶血性貧血

5．ビタミン B12 欠乏性貧血

67 / 100

第65回 PM67
ビタミン K 欠乏で異常を示すのはどれか。2つ選べ。

1．出血時間

2．第Ⅻ因子活性

3．フィブリノゲン

4．プロテイン C 活性

5．プロトロンビン時間〈PT〉

68 / 100

第65回 PM68
作用機序が細胞壁合成阻害によるのはどれか。2つ選べ。

1．アンピシリン

2．ゲンタマイシン

3．ミノサイクリン

4．シプロフロキサシン

5．バンコマイシン

69 / 100

第65回 PM69
蚊が媒介するのはどれか。

1．Ｑ熱

2．黄熱

3．回帰熱

4．ライム病

5．日本紅斑熱

70 / 100

第65回 PM70
経口感染する肝炎ウイルスはどれか。2つ選べ。

1．A 型

2．B 型

3．C 型

4．D 型

5．E 型

71 / 100

第65回 PM71
染色法と目的菌の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。

1．墨汁法ーCandida albicans

2．Giménez〈ヒメネス〉染色ーLegionella pneumophila

3．芽胞染色ーCorynebacterium diphtheriae

4．オーラミン・ローダミン染色ーMycobacterium tuberculosis

5．異染小体染色ーClostridium difficile〈Clostridioides difficile〉

72 / 100

第65回 PM72
下気道感染症患者の喀痰の Gram 染色標本（別冊No. 11）を別に示す。分離菌は5％ヒツジ血液寒天培地およびチョコレート寒天培地に発育した。推定されるのはどれか。

No. 11

1．Fusobacterium nucleatum

2．Haemophilus influenzae

3．Klebsiella pneumoniae

4．Moraxella catarrhalis

5．Pseudomonas aeruginosa

73 / 100

第65回 PM73
血液培養陽性のボトル内容液から分離培養したコロニーの Gram 染色像（別冊No.12）を別に示す。Gram 染色では矢印で示す形態を示し、好気培養で発育せず、カタラーゼテスト陰性であった。推定されるのはどれか。

No.12

1．Actinomyces spp.

2．Bacillus spp.

3．Clostridium spp.

4．Corynebacterium spp.

5．Nocardia spp.

74 / 100

第65回 PM74
ウイルスと疾患の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。

1．EB ウイルスー伝染性単核球症

2．ロタウイルスー乳児嘔吐下痢症

3．ポリオウイルスー急性胃腸炎

4．ヒトコロナウイルスー流行性角結膜炎

5．ヒトパルボウイルスー手足口病

75 / 100

第65回 PM75
プラスミドによる耐性遺伝子の伝播に該当するのはどれか。

1．形質転換

2．形質導入

3．抗原変異

4．接合伝達

5．非相同組換え

76 / 100

第65回 PM76
Mycobacterium 属でⅠ群〈光発色菌群〉はどれか。

1．M. abscessus

2．M. avium

3．M. fortuitum

4．M. kansasii

5．M. tuberculosis

77 / 100

第65回 PM77
インフルエンザウイルスの主な感染経路はどれか。2つ選べ。

1．接触感染

2．飛沫感染

3．空気感染

4．血液感染

5．経口感染

78 / 100

第65回 PM78
Pseudomonas aeruginosa で正しいのはどれか。

1． 4℃で発育する。

2．周毛性鞭毛をもつ。

3．ブドウ糖を発酵する。

4．オキシダーゼ陰性である。

5．ピオシアニンを産生する。

79 / 100

第65回 PM79
結核菌特異的全血インターフェロン γ 遊離測定法〈IGRA〉でサイトカインを産生する細胞はどれか。

1．単球

2．B 細胞

3．マクロファージ

4．ヘルパー T 細胞

5．細胞傷害性 T 細胞

80 / 100

第65回 PM80 腫瘍マーカーと対象となる腫瘍との組合せで誤っているのはどれか。

1．CEAー胃癌

2．SCCー大腸癌

3．CA125ー卵巣癌

4．CA19-9ー膵癌

5．PIVKA-Ⅱー肝癌

81 / 100

第65回 PM81
新生児の梅毒血清反応において先天梅毒を示唆する所見はどれか。

1．TPPA 法が陽性である。

2．RPR カードテストが陽性である。

3．抗カルジオリピン抗体が陽性である。

4．FTA-ABS 法で IgM 抗体が陽性である。

5．生後数か月の間に無治療でも抗体価の低下がみられる。

82 / 100

次の文を読み 82、83 の問いに答えよ。間接蛍光抗体法による抗核抗体検査所見（別冊No. 13）を別に示す。
第65回 PM82 この所見の染色パターンはどれか。

No. 13

1．均質型

2．斑紋型

3．辺縁型

4．核小体型

5．細胞質型

83 / 100

次の文を読み 82、83 の問いに答えよ。間接蛍光抗体法による抗核抗体検査所見（別冊No. 13）を別に示す。
第65回 PM83 この所見を示す自己抗体はどれか。

No. 13

1．抗 DNA 抗体

2．抗核小体抗体

3．抗ヒストン抗体

4．抗ミトコンドリア抗体

5．抗 ENA〈可溶性核抗原〉抗体

84 / 100

第65回 PM84
モノクローナル抗体作製法について正しいのはどれか。

1．細胞融合剤としてエタノールを使用する。

2．HAT 培地中のヒポキサンチンは核酸合成を阻害する。

3．骨髄腫同士の融合細胞は HAT 培地中のチミジンにより死滅する。

4．骨髄腫細胞と B 細胞が融合したものはハイブリドーマと呼ばれる。

5．B 細胞同士の融合細胞は HAT 培地中のアミノプテリンにより死滅する。

85 / 100

第65回 PM85
細菌に対する自然免疫の機能で誤っているのはどれか。

1．Toll 様受容体が菌体成分を認識する。

2．補体系では主として古典経路が働く。

3．好中球は血中から炎症箇所に移動する。

4．粘膜を覆っている粘液には抗菌作用がある。

5．樹状細胞は抗原提示により獲得免疫への橋渡しを行う。

86 / 100

第65回 PM86
健常成人の血清免疫電気泳動像（別冊No. 14）を別に示す。矢印が示す沈降線に相当するのはどれか。ただし、泳動像上部は写真、下部はその一部の模式図を示す。

No. 14

1．IgG

2．IgA

3．IgM

4．IgD

5．IgE

87 / 100

第65回 PM87
血液製剤の細菌汚染対策のために重要なのはどれか。

1．外観の検査

2．放射線照射

3．核酸増幅検査

4．抗 HLA 抗体検査

5．トリプターゼ測定

88 / 100

第65回 PM88
血液製剤のラベルの色と血液型の組合せで正しいのはどれか。

1． A 型ー青色

2． B 型ー白色

3． O 型ー桃色

4．AB 型ー黄色

5．AB 型ー緑色

89 / 100

第65回 PM89
不規則抗体同定検査の間接抗グロブリン試験（試験管法）と直接抗グロブリン試験（試験管法）の両方に使用されるのはどれか。2つ選べ。

1．ブロメリン

2．パネル赤血球

3．被検者の血清

4．IgG 感作赤血球

5．被検者の赤血球

90 / 100

第65回 PM90
平成 29 年（2017 年）の日本の人口について正しいのはどれか。

1．出生数は 100 万人を超えている。

2．粗死亡率は前年より低下している。

3．総再生産率は純再生産率より小さい。

4．合計特殊出生率は 1.3 を下回っている。

5．年齢調整死亡率は男性より女性の方が低い。

91 / 100

第65回 PM91
国民生活基礎調査で報告されているのはどれか。2つ選べ。

1．受診率

2．受療率

3．通院者率

4．有所見率

5．有訴者率

92 / 100

第65回 PM92
職場の有害因子と生物学的モニタリングの尿中測定項目の組合せで誤っているのはどれか。

1．鉛ーδ-アミノレブリン酸

2．トルエンー馬尿酸

3．キシレンーメチル馬尿酸

4．マンガンーフェノール

5．カドミウムーβ2-ミクログロブリン

93 / 100

第65回 PM93
特定健康診査の必須項目はどれか。2つ選べ。

1．γ-GT

2．心電図

3．眼底検査

4．空腹時血糖

5．総コレステロール

94 / 100

第65回 PM94
我が国の医療保険制度について正しいのはどれか。

1．加入は任意である。

2．介護保険制度を含む。

3．租税が主な財源である。

4．療養の給付は現金給付である。

5．被用者保険と国民健康保険に分けられる。

95 / 100

第65回 PM95
アナログ信号のデジタル信号への変換において信号を一定の時間間隔で読み取ることを示すのはどれか。

1．正規化

2．標準化

3．標本化

4．量子化

5．コード化

96 / 100

第65回 PM96
磁場を検出できるのはどれか。2つ選べ。

1．ストレンゲージ

2．サーミスタ

3．ホール素子

4．SQUID

5．CdS

97 / 100

第65回 PM97
DNA の塩基を A、C、G、T の4種類で表すとき、連続した塩基3個の配列で表現できる最大の情報量はどれか。

1.　12

2.　24

3.　32

4.　64

5.　81

98 / 100

第65回 PM98
定義済み処理を表すフローチャート記号はどれか。

99 / 100

第65回 PM99
臨床検査情報の一次利用はどれか。

1．保健所への報告

2．医学研究への利用

3．教育用資料の作成

4．経営管理への利用

5．患者治療法選択への利用

100 / 100

第65回 PM100
純水製造法で、イオン交換法が逆浸透法より効率的に除去できる物質はどれか。

1．塩素

2．細菌

3．メタン

4．浮遊粒子

5．エンドトキシン

あなたのスコアは

出典:厚生労働省ホームページ
第65回臨床検査技師国家試験問題および正答について
https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp190415-07.html

よかったらシェアしてね！

URLをコピーしました！

URLをコピーしました！

この記事を書いた人

臨検王

第65回午後 臨床検査技師国家試験 【本番形式問題演習】

この記事を書いた人

関連記事

第65回午後臨床検査技師国家試験【本番形式問題演習】